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Archive for August 2010

23 August

割り切る

---144F--- 特集ルーム

「割り切る」

前回は、被写体を見ているのに意識の先が
カタチや見せ方、テクニックなど枝葉の部分ばかりに視線がいってしまい、
意識が目的や被写体にまっすぐに届かず、
見ているのに見えていない、と言ったお話でしたが、
今回はその続きで、ではどのような点に注意すればいいのかです。

と言っても、もう答えを言っているようなものでして、
何でもかんでも深く理解することはできないと割り切って
ゴミ情報を記憶しないように、できるだけしっかりと対象物を観察して
必要なものだけを正確に記憶するように心がける事です。

覚えきれないなら、重要な順番に覚えておきましょうって事です。
デジタル写真で大切なこととして、以前からも言っているように
デジタルは割り切りです、と。

必要以上の解像度は、通常ではまず必要ないものですし、
過剰修整かどうかも、仕上がりサイズから逆算して
縮小によって消えてしまう部分まで行っても無駄になってしまいます。

撮影時でも、あれやこれやの多くの情報を得ようと
しっかり観察することは大切ですが、すべてを見抜くことなんて
とうてい無理な話なので、目的に対して大切な順に深く理解しながら
観察をしていくことが近道なのです。


辻徳の仕事道具(Canon編)






12:25:00 | t-tok | |

18 August

ストロボ同調速度に制限がある訳

--144F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part12
「ストロボ同調速度に制限がある訳」

レンズシャッターのカメラや
コンパクトカメラ等ではあまり意識した事はないと思いますが、
一眼レフ等のフォーカルプレーンシャッターを使っている機種では
ストロボを使う場合に同調する速度の制限があります。

最近のカメラでは、オートにすればストロボと通信して自動的に
不具合の無い範囲に設定されるのですが、
マニュアル撮影のときなどではシャッター速度に注意しないと
画面の一部や半分が暗くなってしまうような失敗をする場合があります。

なぜこのようなことが起こるかと言うと、
シャッター幕がレンズ内の絞りの位置から遠い位置であるボディ側の
受光面の近くにあるためで、
しかも高速シャッター時の幕の動き方によるものなのです。

フォーカルプレーンシャッターには、先幕と後幕があり、
シャッターが閉まっている状態から先幕が開いて受光面に光が当たり
後幕が追いかけるように動いてシャッターを閉じる構造です。

シャッター速度が遅いうちは、先幕が開いて完全なフルオープンな
状態になってから後幕が動き出してシャッターが閉じます。

ストロボを使っているときは、
シャッター速度が遅い場合、先幕が動いて完全に開ききった時に
ストロボが発光して、それから後幕が動き出してシャッターが閉じるので
何の問題もありません。

しかし、速いシャッター速度になると、
この一連の動作速度が速くなるのではなく、幕の動くスピードはそのままで
光を通す量を少なくするために、
後幕の動き出すタイミングを早くしているのです。

先幕が開ききる前にフライングさせたような状態で
後幕が動き出してしまうのです。
ちょうどスリットを移動させているような感じです。

ですから、先幕が開ききった時にストロボが光っても、
すでに後幕が動き出していて遮光し始めているため、
画面の一部にストロボ光が当たらないような状況になります。

シャッター幕が全開できるシャッター速度はカメラによって決まりますが、
多くの場合は1/125〜1/250ですので、
ストロボ撮影時は1/125以下のシャッター速度を使うように心がけておきます。

ただ、ストロボの閃光時間を長くして全速で同調できるような技術もあり、
そのようなモードを使うことで、意図的に高速シャッターを使う事も
できますので、使用機材は熟知しておいた方が作画の幅も広がります。






12:23:00 | t-tok | |

15 August

マウススクロール

--144F-- フォトショップルーム

「マウススクロール」

「Ctrl」と「Shift」キーの解説ついでに
ウインドウズ向けのおまけみたいな機能ですが、
マウスのスクロールを使った機能ってものもあります。

ウインドウズのマウスにはスクロールするホイールがあるのですが
これも時々役に立つことがあります。

普通に画面上でスクロールホイールをまわすと、
画像が上下にスクロールします。当たり前ですね。

では、横方向のスクロールをしたいときはどうしたらいいかと言うと、
「Ctrl」キーを押したままスクロールホイールをまわせば
横方向にスクロールします。

ではやってみましょう。ぐるぐるぐる...
少しずつ動かしたいときには便利ですが、じれったいですね。

今度は「Shift」キーを追加してみてください。
行送りがページ送りになったぐらい移動しますね。
「Shift」キーを押すと、画面がじりじり動くのではなく、
次の画面へぱらぱら動きます。動きすぎて神経使いますけど...
「Ctrl」「Shift」と両方押せば、左右にバッサバッサと移動します。

今度は、「Alt」キーを押しながらホイールを回してみましょう。
拡大したり、縮小したりのズーム機能になります。

ただし「Alt」キー単体の役割として、上部のバーを選択する機能が
ありますので「Alt」キーをポンと押すと、
画像のタイトルバーか、メニューバーを選択している状態になりますので、
「Alt」キーを押しているのにズームしないときは、マウスポインタの
形状をチェックしてみましょう。
ツールの形ではなく、ポインタの形になっていたら
メニューが選択された状態になっているので
もう一度「Alt」キーを押して、解除してくださいね。

ちなみに「Alt」キーを押してメニューを選択させた状態からは
矢印キーで下や右へ移動させてメニューを実行させる事ができます。






12:22:00 | t-tok | |

10 August

先入観は邪魔になる

--144F-- 思いつきのショートコラム

「先入観は邪魔になる」

少し前から、作品の価値って何だろうと気にかけていたのですが、
手に入れにくいものや自分には作れないものに価値を感じるような気がする。
自分には無いもの、欲しいもの、そんな能力や事、物に魅力を感じて
そのひとなりの価値がつくのかもしれません。

と言う事は、人それぞれに好みがあるように
価値もそれぞれであり、ある人にとっては要らないものでも
またある人にとってはとても価値あるものにもなりうる訳だ。

写真で言えば、自分には到底撮れない写真にあこがれて
みんな必死になって勉強し、実践を繰り返す。

裏を返せば、誰にでも撮れるような写真に魅力は生まれにくいと言える。

誰にでも撮れるような写真じゃなくするためには、
自分にしか撮れない写真を写せばいいと言う事になる。

誰にでも思いつくような撮り方、構図、光、トーン、そんなものは
ここらで取っ払ってみてはいかがなものでしょう?
もちろん基本はとっても大切な事ですから、一度はマスターして
体が勝手に反応するまでにしておかなくてはいけませんが。

先入観を取っ払って、常識の枠から出てみよう。
別の世界から見つめなおせば、また違ったアイデアも生まれてくるものです。





12:21:00 | t-tok | |

07 August

Full HD 出力対応メディアプレーヤー

--144F-- 情報ルーム

「Full HD 出力対応メディアプレーヤー」

ノバックのMedia Gate NV-MG130は、
HDMI出力があり、Full HD(1080p)に対応しています。
コンポジット出力もあるので、HDMI端子のないTVにもつなげる点もいい。

USB端子に普通の外付けHDDや、USBメモリ内の動画や静止画を
TVで再生できます。
MSやSDカードリーダーもあるので、動画をカードに入れて
差換えて使えるのも便利ですね。
ケーブルのわずらわしさや持ち運びに重宝します。
もちろんレジューム機能もあり、途中で停止した場面から再生できます。


ノバック Full HD出力対応メディアプレーヤー Media Gate NV-MG130 32779











12:18:00 | t-tok | |