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Archive for February 2011

22 February

タムロン AF18-270mm Model B003

---150F--- 特集ルーム

「タムロン AF18-270mm Model B003」

今回は買いやすい価格と使いでのあるレンズの使用レポートをします。
正式名称は、タムロン AF18-270mm Model B003
F/3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] MACRO と長い。
新発売された小型の18-270PEZではない方のレンズです。

わかってはいることですが、高倍率ズームなので描写力については
それほど期待しないほうがいいレンズです。
大伸ばしして描写力を競うなんて、あまり日常ではありませんからね。
実用上問題ないレベルをクリアしていれば、
使いやすいに越した事はありません。
で、その使いやすさとしてはどうなのか、が問題なんです。

まずは、気になるピント。
広角域から100mmぐらいまでは優秀なピント性能です。
キャビネサイズの集合写真なら、十分使えるレベルです。
キヤノン純正の17-85よりも、周辺部まで均一にピントが来ています。

200mmぐらいになるとピントが甘くなり、
270mmまで来るとピントが来ないと言った表現をせざるを得ない描写。
L判にすることを前提ならいいのですが、A4サイズにするつもりなら
望遠の先っぽは、使わないほうがいいでしょう。
用途が決まっていないなら、18-200ぐらいの気持ちで使いましょう。
それでも十分なほど高倍率ズームなのですから。

概観はやはり大きい。フィルター径72mmです。ちょっとしたフード付属。
他のズームと同じく、下向けるとずるっと伸びてきます。
前玉が重いので望遠側に伸ばすにはレンズを下向けて、
縮めるときは上を向けて操作すると快適です。(この操作が不快?笑)

あと、一番特徴的なのは、手振れ補正です。
補正機能が動き出しさえすれば、後はピタッと止まり、
信じられないくらいの補正効果が発揮されます。
おそらく、純正の手振れ補正よりもしっかりと止まるかんじです。
ただ、動き出すときに、ガクガクッと起動するので、
スポーツシーンなどの瞬間では、余計にブレてしまいます。気をつけてね。

なぜかアマゾンでは破格、他では6万位しているのですが。







17:36:00 | t-tok | |

18 February

雪明りとレフ板

--150F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part18
「雪明りとレフ板」

先日の大雪の日、知多半島でも雪が積もりました。
昼間から降り続いた雪が、夜まで降り続き、あたり一面が真っ白に。
ぼくの住む町がこんなに雪で覆われるなんて、何年かに一度ぐらいです。

翌日の現実的な大変さよりも、
なんだかよくわからない「わくわく感」ばかりで、
そわそわして落ち着かないので、窓辺に椅子とテーブルを設置して
外の雪を眺めながら飲み始めることにしました...。

雪が激しく降っているときは気づきませんでしたが、
一時的に雪が止むと、辺り一面が明るく浮かび上がり、
真っ白な世界が広がっていました。
ちょうど昔見た、スキー場のロッジから見たゲレンデの明るさのような。

全てが白くなってしまえば細部まで明るく確認できる。
街灯の明かりが、普段は届かないところまで注がれて、
いつもとは違った世界を見ることが出来るんです。
これが、雪景色のわくわく感なのかもしれません。

これはちょうど、レフ板でおおわれた白い世界の撮影のように
そんなシチュエーションを感じさせる、特殊な景色でした。

雪景色の光の廻り方は、真っ白なホリゾントに白い被写体を配置して
あたり一面をレフ板で被ったような、指向性の無い特殊な世界。
そこにはライティングだとか、物質の色だとか、かなりのものを
そぎ落とした「かたち」だけで作られたものがありました。

レフ板の使い方と主光線の作り方について、考えさせられた夜でした。






17:32:00 | t-tok | |

13 February

顔の天地を寸法指定 その1

--150F-- フォトショップルーム

「顔の天地を寸法指定 その1」

卒業アルバムや証明写真など、顔の寸法を一定のサイズにしたい時、
皆さんならどのような方法でやっていますか?
もうじき、学生証の顔写真の時期でもありますよね。

たとえば40x30mmで、顔の転地を22mmの顔写真を作るとします。
断ち落とし分を1.5mmにすると、外寸43x33mmの画像を作る事になります。

顔のサイズが目分量でいいなら、普通に切り抜きツールを選択し、
オプションに縦43mm横33mm、解像度を300とか入力してから切り抜きますね。
これをバッチ処理している事でしょう。

顔のサイズをきっちり指定したい時は、どうでしょうか。
2つの方法がありますので、解説しましょう。


まずひとつは、わかりやすいガイドを使う方法です。
解像度を目的の解像度(300dpiなど)に再サンプルせずに実行して
実際の寸法に変換します。
背景をダブルクリックしてレイヤーに変換します。

次にガイドを引きます。
上から断ち落としの1.5mmと頭上3mmを空けた分を足して、
頭頂部の4.5mm、あご部の26.5mm、
左からは用紙幅の43mmにガイドを作ります。

移動ツールにしてバウンディングボックスを表示させ、
今引いたガイドの顔の天地ラインに合わせて左上に縮小させます。
シフトキーを押しておくか、リンクボタンを入れておくと比率維持しますね。

確定したら、画像サイズでアンカーを左上にして
縦43mm、横33mmにして切り抜きます。
最後に画像を結合して背景レイヤーのみにすれば完成です。
アクションに登録して、縮小のところだけダイアログ表示にすれば、
バッチを使った連続処理にも便利な方法です。

もうひとつは、いつもぼくが使っている切り抜きツールを使う方法です。
これはおもしろい使い方なので、来月のお楽しみにします。
それまでのひと月のうちに、上記の方法を身につけておきましょう。






17:30:00 | t-tok | |

08 February

光学ドライブいろいろ

--150F-- 思いつきのショートコラム

「光学ドライブいろいろ」

なんだか最近、画像処理PCとか、店頭受付機など、
色々なパソコンがらみの修理を頻繁にしているのですが、
光学ドライブの良し悪しがかなりわかってきました。
ドライブの引き出しが調子悪くなるのも、たいてい決まった機種です。

やはりいいドライブと言われている物は、どんなメディアにも安心して
書き込みすることができるんでしょうね。
値段だけで判断して、格安ドライブを付けてしまうと、
結局国産の高価なディスクメディアを使わなくてはいけなくなり
頻繁に書き捨てディスクを焼く人にとっては高く付いてしまいます。

特定のディスクメディアでよく書き込みに失敗するとか、
DVD-Rではよくても、CD-Rだと失敗しやすくなるとか、
故障と言う訳ではないけど、調子悪いものが大量に出回っています。
使っているうちにドライブのトレーが引っかかって出てこなくなってきたり、
その逆で、出てきたと思ったら何もしなくてもすぐ引っ込んでいったり。

ダメな商品を名指しで紹介するのもなんなので、
知りたい方はメールしてくれれば個別にお答えいたしますが、
気が向いたときに、ツイッターで辻徳がポロッポロッとばらしちゃうかも。

辻徳をフォロー

ディスクについてちょっとだけ言うと、DVD-RだとTDKのCMC製ディスクとか、
CD-Rでは三菱のやはりCMC製でもよく失敗しますね。

印刷原稿を記録して、印刷屋にデータを渡すだけに使う、書き捨て用の
安いディスクにもちゃんと書き込めて滅多に失敗しないような
いいドライブを使いたいものです。
バックアップ目的なら、高級なディスクを使うので、
光学ドライブの種類なんて関係ないのかな...。






17:27:00 | t-tok | |

05 February

プロデュース・ジャストフィット

--150F-- 情報ルーム

「プロデュース・ジャストフィット」

フォトショップのコーナーで、顔のサイズを一定にして
トリミングする方法をご紹介しましたが、数が多いと大変です。

そこでお知らせしたいのが、このジャストフィットと言うソフト。
あの、写真集計で知られている、プロデュースブランドの新商品です。
http://www.snapphoto.jp/ ...まだ発表してないかな?

大量にある顔写真を、顔の寸法を正確に指定して
一定のサイズに次々とトリミングしていくものです。

トリミングしたい寸法の枠へフォルダごとドロップ!
カットマージンを指定し、頭上の空き寸法と顔の天地寸法を決めたら、
連続処理で大きさや傾きを直していきます。

仕組みは、前の人に行った縮小率と位置、傾きのデータを記憶し、
次の人の初期値に適用していきますので、一定の撮り方をしていれば
大きな補正はほとんど必要なく、大量の画像を次々と処理していけます。

体験版を作る予定があるそうなので、
気になる方は、kcraft@muc.biglobe.ne.jp(河合)へ聞いてみてください。









17:27:19 | t-tok | |