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Archive for July 2012

21 July

EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM

---165F--- 特集ルーム

「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」

今回は久しぶりに、レンズの使用レポートです。
キヤノンの、EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMなのですが、
これの前に使っていたセットレンズのEF-S17-85mm F4-5.6 IS USMが
あまりにもダメレンズだったので、このEF-S15-85を買うかどうか
かなり迷いました。

EF-S17-85は、望遠側では強いけど
ワイド側では中心近辺にしかピントが来なかったので
グループ写真を撮ると、端の人がかわいそうで....
ピントは来ないし色収差がものすごかった。前玉もガタガタだし。
テスト撮影していなければ、危うく修学旅行に持っていくところでした。
こんなレンズで集合写真なんか撮ってしまったら、取り返しがつきません。

そして今回のEF-S15-85です。
希望小売価格が10万円ですよ。EF-Sのくせに。
その分期待をこめて、使ってみました。

心配していた周辺の劣化は全く見られず、
ピントは、ズーム全域にわたって周辺までシャープで、
色収差も驚くほど少なく良好でした。
ただ、周辺光量の低下が支障が出るほどかなりあります。

前玉のガタは、新品の時は無かったのに、1週間も使っていれば
ガクガクになってしまうと言う変貌ぶり。
ズームリングも最初は固かったのに、すぐにスカスカになり、
ストラップでカメラを持っているだけで、レンズが伸びてきてしまう。

挙句の果てには、3ヶ月も使っていると、
ズームが35mmあたりで引っかかって戻らなくなってしまいました。
で、現在キヤノンサービスで修理中というありさまです。
ビスが緩んで抜けかかり、それが引っかかっているんだとか。
よくある修理だそうで、それもまたどうかと首をかしげています。

このF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMは、
画質については、EF24-105mm F4L IS USMを上回るかなり良いレンズなのに、
耐久性に難のある残念なレンズという感想です。
きっと一般の方の使い方では、問題ないのかも知れませんが。。。





18:53:00 | t-tok | |

16 July

被写界深度

--165F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part33
「被写界深度」

見え方と写り方の違いには、被写界深度に起因するものが多くあります。

見え方としては、目で見えている範囲は全体的に物の形がわかるので
被写界深度は深いということになります。

写真でも、携帯で撮った写真や明るい場所で撮った風景写真は、
全体的にピントが来ているので、被写界深度は深く、
見た目にも近いという事になります。

被写界深度の深い、全体的にピントが来ている見た目に近い写真は、
とても自然で違和感無く見ることが出来ますね。
その反面、見慣れているので印象も弱く目にはとまりにくい写真になります。

前にも言いましたが、写真には、どこか違和感が必要なんです。
主役が居座っているだけの写真よりは、主役が芸をしている写真のほうが
面白みがあるのです。

さて、話を被写界深度に戻します。
写真表現ならではの特徴的なものに、背景をぼかすというものがあります。
被写界深度を浅くして、伝えたい情報だけを絞り、わかりやすくする
撮影方法です。

不要な情報をぼかして省略する事で、伝えたいことを明確化できるのです。

被写界深度の深さの関係は、
絞りを開けるほど、被写界深度は浅くなります。
焦点距離の長い望遠レンズほど、被写界深度は浅くなります。
受光素子の面積が大きいほど、被写界深度は浅くなります。
...フルサイズのカメラの方が写真表現の幅が広がるのです。





18:52:00 | t-tok | |

13 July

フォトショップをワープロにする

--165F-- フォトショップルーム

「フォトショップをワープロにする」

通常、フォトショップは、ビットマップを扱うソフトなので
ワープロ代わりに使うにはあまり適していないと思われるかもしれません。
しかし、HDD容量も大きくなりバイト単価も著しく安くなった現在、
それほど容量に気を使う事もなくなりました。

ワープロと言えば、マイクロソフトのワードですが、
ぼく自身はあまりワードを使ったことが無く、ほとんどは
アドビのイラストレーターを使って、ワープロを打っていました。

そのまま使っていれば、イラストレーターでもいいのですが、
イラストレーターはバージョン違いの不具合も起こりやすく、
書体も使っているシステムに依存してしまうので、
作成したPCに入っていた書体で作ったとしても、
他のPCで開いた時、書体が無いといろいろな不具合も起こってしまいます。

それにもまして、バージョンアップのルールが変わってしまった今、
イラストレーターを使い続けるには費用対効果が悪くなってしまい、
ちょっと使いだけではイラストレーターを維持できなくなってしまいました。
そんな訳もあって、フォトショップをワープロ代わりに使っています。

フォトショップなら、思い通りの位置に文字を打ち込むことも出来ますし、
スタイルやフィルターと言う表現力に富んだ強い味方もあります。
回転も変形も自由自在です。
もちろん、図や写真をレイヤー配置するのもフォトショップの得意です。
フォトショップなら、書体を持っていないPCへ持っていっても、
編集さえしなければ作った時の書体を記憶している点でも有利です。

容量を節約するなら、始めは72dpiなどの低い解像度で作っておき、
プリントするときに300dpiとかの高い解像度に変換してからプリント
するようなアクションを組んでおくことです。





18:51:00 | t-tok | |

06 July

身のまわりは大きく変わりました

--165F-- 思いつきのショートコラム

「身のまわりは大きく変わりました」

ご無沙汰でした。
仕事が忙しくなり、ちょっとキャパを越えた毎日でした...
と、まずは言い訳になってしまい、申し訳ありません。

今までは学校関連は毎年同じ学校で10校を請け負っておりましたが、
今年度から、高校ひとつ、小学校ひとつ、幼稚園ふたつ増え、
今まで学級写真を撮らなかった学校も2校から頼まれて、
幼稚園も卒業アルバムを作る事に。
時代が急に、何か大きく変わったのでしょうか。。。

写真関連の業種は、まだまだ縮小していくでしょう。
撤退していく会社や、閉店する写真屋も増えています。
現像をやめちゃったお店も増えています。
やはり、業態を変えていかないといけないのかとも考えたり、
まわりがやめていく分、残ったお店の仕事量は増えていきます。

仕事だけではなく、通信の環境も、情報の性質も変わり、
ツイッターやフェイスブックに力を注ぐようになり、
メールマガジンの役割って、今は薄れてきたのかなぁと、感じています。

メールマガジンの性質をもう一度見直して、これからの環境の中で
どう利用していったらいいかも考えていかなければいけないようです。
皆さんなら、情報のツールについて、とのように考えますか?





18:51:00 | t-tok | |

03 July

ウイットの2分のねじ

--165F-- 情報ルーム

「ウイットの2分のねじ」

W1/4のねじは、通称2分ねじと呼ばれ、1インチあたりの山数=20
ピッチ=1.27、おねじの外径=6.35、有効径=5.54、谷の径4.72
六角頭の対辺=10mm....の、ねじです。
ちなみにめねじは、谷の径=6.35、有効径=5.54、内径=4.91です。

これは一般的な三脚に使われている、カメラ固定用のねじです。

ホームセンターに行けば、普通に売っていますので、
カメラ用品の専用の高価なものを使わなくてもOKなのです。

安いので、いろんな用途につかえます。
強力なクリップにこのボルトを取り付ければ、カメラの固定に使えます。

逆にナットの方をいろんな道具に取り付けておけば、
三脚の先に、それらを取り付けることも出来ます。
ランタンとか、何かを吊る金具とかも、三脚を利用できれば便利ですね。

よく似たネジに、ミリネジもありますが、ねじのピッチが違っていて、
無理にねじ込むと山がつぶれてしまうものもありますので、
注意してくださいね。
ISOのミリネジではなく、ウイットネジ(インチネジ)ですよ。







18:49:00 | t-tok | |