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Archive for November 2008

23 November

キヤノンレンズEF17-40 F4Lの感想

--123F-- 特集ルーム

「キヤノンレンズEF17-40 F4Lの感想」

今日、久しぶりに本屋へ行く機会があったので、写真雑誌やカメラ雑誌をぱらぱらめくっていました。
デザインやDTP関連の優れた本が多い中、カメラ関連の本の中で
特に気になったのが、機材を紹介している本です。

よく読んでみると、カタログのスペックが文章に変えてあるだけジャン。
本当はカタログのスペックで表せない部分が欲しいのに・・・
結局、立ち読みで終わってしまいました。

そう思ったら、わかる範囲でカタログには乗っていない部分の評価をここでしなくては。と、まずは普段いちばんよく使っている
EF17-40 F4Lの評価をお届けします。

このレンズはスペックでもわかるとおり、17mm〜40mmのズームレンズなので用途としては、それほどオールマイティではありません。
明るさもF4と普通で手ぶれ補正も付いていません。

では、肝心な使っていてわかる特徴を箇条書きすると
・フルサイズ機では、気持ちのよいワイド感が得られる
・ハーフサイズ機では、標準ズーム代わりにはやはり物足りない望遠側
・集合写真にぴったりな、周辺まで色収差も少なくシャープな画質
 (隅の人までかわいそうにならないちゃんとした集合写真)
・保護フィルターを付けていればレンズ長が変わらず、ごみを吸いにくい
 (このレンズを常用していたカメラは実際にごみが少ない)
・長年使っていても、ガタが少ない
・レンズフードの取り付けがゆるく、スルッと回転してケラレが出てしまう
・内蔵ラッシュを使うとワイド側で手前に影を落としてしまう

キヤノンEF17-40 F4Lをまとめると、
画質は二重丸◎。
ただし、用途は狭く使い方に注意が必要。
丈夫で長く使えるレンズです。





18:43:00 | t-tok | |

16 November

調整レイヤーのマスクの活用

--123F-- ちょっとかしこいフォトショップ・テク

「調整レイヤーのマスクの活用」

レベル補正でもトーンカーブでも、調整レイヤーを使うときは
レイヤーのマスクが付いてきます。
調整レイヤーを作ると、レイヤーの右側に表示される白い四角がそうです。

この白い四角の意味は、調整レイヤーが画面全域に効いているよって事。
試しに、この調整レイヤーが選択されている状態で「Ctrl」+「I」と
やってみてください。白い四角が黒い四角に変わって
調整レイヤーで補正した効果が無くなってしまいます。
「Ctrl」+「I」は、階調の反転ですから、
マスクがスヌケになって効果がゼロになったということです。

このように、調整レイヤーのマスクは、白い色をしているときだけ
効き目が現れるようになっています。

では、「D」をクリックしてツールボックスの描画色と背景色を
初期値にしてから、ブラシツールで任意の場所をなぞってみましょう。
ほら、なぞった場所だけ調整レイヤーの効果が現れてきました。
ブラシの不透明度を調整しておくと、あぶり出しみたいですね。

調整レイヤーのマスクは、白部分にだけに効果があるのです。
そして、マスクの黒〜白の階調が効き目の度合いになるのです。

さてここで、ブラシで塗りすぎてしまったときは・・・
消しゴムツールに切り替えて消せばいいって事にも気づきますね。

でももっと使いやすいのは、「X」キーを押すことです。
「X」キーは描画色と背景色を入れ替えることです。
つまり、白と黒のブラシを持ち替えるという意味です。
「X」キーを押すたびに、マスクに穴を開けたり塞いだりするブラシを
持ち替えているということなのです。

ツールを変えなければ、ツールの不透明度もサイズも硬さも同じなので、
瞬時に同じ特徴の塗りと消しを持ち直せるって事ですね。

ということは、消しゴムツールも同じように使えるって事ですから
これで二種類の特性をもつ筆を使い分けることもできるって事です。

不透明度、サイズ、硬さをそれぞれ定義したブラシと消しゴムを
「B」キーと「E」キーで使い分け、「X」キーで塗ったり消したり
しながら作業を進めていくのがいつもの作業です。





18:42:00 | t-tok | |

10 November

色立体を作ろう! part1 "あらすじ"

--123F-- 入力の知恵・画像の知識

「色立体を作ろう! part1 "あらすじ"」

デジタル写真を扱う上で、必要になってくる色調補正。
今のデジタルカメラは、昔と比べたらよく写るようになりましたが撮影したときのイメージに近づけるためには
まだまだ色調補正は欠かせません。

色調補正の時にどのように補正をすればいいのか
色立体をイメージして補正を行っていくのですが、
その色立体が漠然としたイメージでは、思い通りの補正ができません。

という訳で、色の仕組みを体感的に理解するために
色相・彩度・明度の3要素を表したマンセルの色立体を作りましょう。

完成イメージは、こちら。
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http://www.pst.jp/data/color1.jpg
リビングや職場に飾れば、勉強になるマニアックなオブジェでしょ。

毎月、色相36度分の3要素を表した見開きデータを画像にしますので、ダウンロードして自宅のプリンターか、近くのプリントショップでA4サイズにプリントしてください。
全部で10枚になりますので、少しずつ作っていきましょう。
来月からは色の解説をしながら約1年かけて毎月少しずつ進みます。

今月のデータはこちら。「http://www.pst.jp/data/munsell_36.jpg
色相0度〜36度のパーツです。
画像を保存してA4サイズにプリントしてください。
真ん中から内側に2つ折りすれば、見開き分は完成です。





18:41:00 | t-tok | |

08 November

スピードライト580EX II

--123F-- いいもの紹介

「スピードライト580EX II」

クリップオンのストロボって、
がたいが大きくなるほど根元がイカれやすくなりますよね。
もう、ストロボの寿命は接続部の強度と言ってもいいぐらいです。
もって3年、根元の割れたストロボが5.6個は今も転がっています。

そんな時、根元の強化されたスピードライト580EXの2型が出るという
話を聞いて、早速取り寄せて使ってみました。

カメラとの取り付けは簡単ですが、取り外しはちょっとやりにくい。
でも、金属になった根元はしっかりしていていかにも丈夫そう。
でも、ここだけ丈夫くなっても全体ではないので
あまり過信はできないようです。
上下と回転が同じボタンになったのはかなり使いやすいです。
白い板はぺらぺらですぐに折れちゃいそうです。

期待以上だったのが、チャージの速度。
体感的にはかなり速くなっているようです。
20人ぐらいの集合写真ならF11で連写できました。

調光の具合はなんとなく良くなった程度の感じはありますが、
ストロボの発光量補正もダイヤル式になり、すごくやりやすくなりました。
残念ながら、今までが使いにくすぎたので、カメラ側でストロボの
発光量補正をする癖がついていて、今さら改良されても・・・って
感じはしますが。





18:42:00 | t-tok | |