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Archive for 21 October 2009

21 October

見え方や写り方のしくみ part2 "秋空が高く見えるわけ"

--134F-- 入力の知恵・画像の知識

「見え方や写り方のしくみ part2 "秋空が高く見えるわけ"」

今年の9月は天気のいい日が続きましたね。
運動会の時の気持ちよい空気と澄み渡った青い空、こんな季節ですが、
「天高く馬肥ゆる秋」という言葉を聞いた事ありませんか。

晴れた秋空は澄み渡って、馬も動物も、ぼくらも秋の恵みでメタボな季節。
でも、天高くと言われるほど、空が高く見えるしくみとは...

そもそも空の高さが季節によって変わるのか、
その前に、空ってどの部分の高さを言っているのかが分かりませんね。

ま、空がどこにあるのかではなく、空として青く見えているものについて
まず考えていった方が良いのかもしれませんが、
波長よりも小さな空気の分子に当った光がレイリー散乱して青く見える事
については、科学的にどこか他でも説明していると思いますので、
撮影のヒントになる天の高さについて考えて見ましょう。

経験的には、天の高さは雲の位置(高さ)だけではなく
青空の青の濃さに関係しているように思います。
彩度が高く濃く深い青空ほど高く感じるのではないでしょうか?

水蒸気をたっぷりと含んだ太平洋高気圧では、チリやホコリも
いっぱい含んでいて、光がこれらの障害物にぶつかると
レイリー散乱にはならずミー散乱となり、
雲や霧のように空は白くかすんで見えます。

秋の空は大陸からの乾燥した移動性高気圧に覆われます。
移動性高気圧は下降気流によって、上層の澄んだ空気が降りて来るので
障害物になるものが少なくなり、透き通った青い空に見えるそうです。

では、写り方のしくみとして、空がより青く写るためには
どんな点に気をつければいいでしょうか。

チリやホコリ、水蒸気などの障害物が少ないほど青が濃くなるのですから
その空気の層が薄い方が青くなるわけですよね。
ですから、真上よりも水平に近い低い位置の空の方が障害物に多く当たり
青が薄くなるのが道理です。
この理屈だけで考えると、真上の空の方が青が深くなることになります。

もうひとつ、空の青が薄くなってしまう条件があります。
それは、逆光線です。
逆光の写真では、青空は薄く白っぽくなってしまいます。
という事は、真上に太陽があるときは、真上が逆光!?

そろそろ結論が出てきましたね。
おそらく太陽から90度ぐらいの位置が一番青が濃く写るのでしょう。
あと、PLフィルターも反射除去に効果がありますので空がより青く写ります。
いろんな場面で使えますのでPLフィルターも武器のひとつに。


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