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Archive for January 2010

25 January

適正露出

---137F--- 特集ルーム

「適正露出」

う〜ん、いまだ的中できないのが、この適正露出。
被写体が持つ魅力を存分に写し焼き付けるための光量なのですが、
スナップでは写す瞬間にそこまでかまってはいられないので適当露出。
まぁ、使用に十分なクオリティがあればいいのですけど。

ただ、この適正露出、元々は18%グレーを基準に設定されているのですが
今の時代では本当に18%グレーでいいのかどうか。
デジタルの場合では、白飛びしたらそこでアウト。
でも白が白に写っていないと写真が濁ってしまう。
で、必要な白が飛ばないぎりぎりの部分まで追い込んでいくのが
経験から来る適正露出です。

発色や抜けがよくてクリアーな画像は、このギリギリ露出が成功したときに
パッと花が咲くように再現できるような気がしています。

適正露出に近づけるためには、入射式の露出計で明るさを測り、
写すものの性質を加味して露出決定をするのが無難ですが、
スナップ写真でカメラに内蔵の露出計で測るときは、人の顔の明るさを
+1/3に設定するのか、+2/3に設定するのか、+1に設定してしまうのかを
状況から判断して、AEロックをして撮影する事が多くあります。

カメラの内蔵露出計では、写っているものが白い雪だろうが、黒っぽい
服だろうが、全て18%グレーにしたがりますので
そのアタリの癖と同時に、評価測光や部分測光、スポット測光を使い分けて
それぞれの方法の癖も覚えておかなければいけません。

特に評価測光では、カメラがどんな判断をしたのかがわかりにくいので
絞りとシャッター速度に十分注意を払って、おかしな露出になったときは
露出補正でカバーするか、部分測光に切り替えてしまいましょう。

また、最近ではメモリーカードの容量も大きく安くなってきましたので
ドドーンとでっかいメモリーを使ってRAW撮影するのもひとつの手段です。
RAWで撮っておけば、少々のはずしなら現像時にカバーできますので。
この場合、後から大変な現像処理が待っているのですが...


露出計・撮影用品など






11:46:00 | t-tok | |

22 January

水の底が浅く見えるわけ

--137F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part5
「水の底が浅く見えるわけ」

風呂に入っていて、自分の足がほっそりして見えた事はありませんか。
底が浅く斜めに見えたり、足を立てると太く見えたり...

池や川の底が思ったよりも深くて、ちょっとビビッた事とか、
水面に棒を斜めに入れると、水面から折れ曲がって見えたりもします。
これらは光の屈折による現象です。

光は空気と水という密度の違う物質を斜めに通るときに、
その境界で屈折と反射が起こり、まっすぐではなく曲がってしまいます。

このように、まっすぐに届いている光は屈折や反射させる事で
方向を変えることが出来ます。
この特性を利用して、部分部分によって斜めになる向きや角度を変えて
光が一点に集まるようにしたものが「レンズ」です。

光がゆがめば像もゆがむし、距離感もゆがみます。
屈折は角度が浅くなるほどよく屈折しますので、
風呂で水面まで顔を沈めると、よりゆがみもおおきくなって
水中で横にすると細くなり縦にすると太くなります。

これはプールでも同じことが言えますよ。
プールの底が浅く見えるという事は...深さが縮んで見えるので
プールの中で立っていると、実際よりも太って見られている事に。
スタイルを良く見せたい方は、体を横にした状態を維持する事。
すなわち、常に泳ぎ続けているのがいろんな面でもいいのでは。



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11:45:00 | t-tok | |

18 January

ブラシを使いこなそう

--137F-- フォトショップルーム

「ブラシを使いこなそう」

今回は初心に戻って、ブラシ系のわかりやすいツールを見直して
見たいと思います。
ブラシや消しゴム、コピースタンプ、被い焼きや焼き込みツールは
レタッチをする上では欠かせないツールなのですが、
そのどれもに共通する部分が、そのサイズや形状の使い方です。
普段の使い方では、円形か楕円でサイズとほかしを変えながら
使っていると思いますので、実際に使っているやり方で説明しましょう。

ブラシツールを選択したら、まずその性質を決めてやります。
直径は「[」キーで小さくなり「]」キーで大きくなります。
ぼかしを変えたいときは、「Shift」キーを併用すればいいですね。
そして直接テンキーで不透明度を入力して準備完了です。
10%にしたいときは、「1」のキーを叩きます。
コピースタンプの場合は、「Alt」キーを押しながらコピー元を
クリックして作業開始になります。

以上が通常での使い方。
もう少し精密に作業しなくてはいけないときは、
ブラシのオプションを開いてペイントの間隔を小さくします。
※画面上で右クリックし、ブラシを編集...でも開きます。
また、楕円にしてブラシを作業しやすい形にすることもあります。

新しいバージョンでは、ブラシのオプションはいろいろあって
左側に整理されているので羅列してみると、

「ブラシ先端のシェイプ」ブラシの直径や真円率を変更できます。
「シェイプ」ブラシの形状がかわります。
  ジッターを操作すると大きさがバラバラに変化します。
「散布」ブラシでシェイプがその辺にばらまかれる感じになります。
「テクスチャ」ブラシにテクスチャパターンの模様ができます。
「デュアルブラシ」ダブったようなイメージになります。
「カラー」ジッターを指定すると、
  描画したときにカラーが変化しておもしろい。
「その他」不透明度などを変化させます。
「ノイズ」少し粗雑な感じの描画になります。
「ウェットエッジ」中心付近が薄くなってにじんだような効果がでます。
「エアブラシ」エアブラシの効果です。
「滑らかさ」カーブが滑らかになります。
「テクスチャの保護」これ、使った事ないなぁ...

さてここまできたら、ブラシのかたちも好きに作りたいですよね。
以前、2009年3月号の「シェイプを作ろう」
http://blog.pst.jp/index.php?blogid=5588&archive=2009-04
のように、次回は自分でブラシを作ってみましょうか。


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12:08:00 | t-tok | |

14 January

移り変わっていく流れの中で

--137F-- 思いつきのショートコラム

「移り変わっていく流れの中で」

2009年の出来事は、
5Dmark?を買い増したこと、40Dを50Dに買い換えたこと、
パソコンのメインボードを変えたこと、いろいろ工作して作った事、
逆輸入のバイクXR250を手放したこと、仲間と夕日で一杯するようになったこと、
プロペラ機に乗ったこと、台風で木が飛んできて車がへこんだ事、
長女が高校生になったこと、子供と自転車で海水浴に行ったこと、
みんなが写真をプリントしなくなってきたこと、
新しい分野の仕事がいくつか増えたこと、新しい友人ができたこと...

毎年、環境はどんどん変わっていきます。
景気も変わるし需要も変わる。
子供は大きくなり、親は年老いていく。
デジカメもどんどん高性能になっていくし、新しい商品も次々と出てきて、
ぼくらを取り巻く環境が次へ次へとオーバーラップしながら入れ替わり
徐々に全体が動いていくようなイメージです。

来年も今年とは大きくは違わないかもしれないけど、
十年前とか、子供の頃と比べれば、かなり変わってきているはず。
小さな新しい事がひとつひとつ起こり、少しずつ移り変わっていくので、
その時々にあわせて自分に出来る事をしていこうと。


辻徳の仕事道具(Canon編)






11:40:00 | t-tok | |

12 January

モニターキャリブレーションツール

--137F-- 情報ルーム

「モニターキャリブレーションツール」

以前にモニターキャリブレーションをオンラインで出来るページ、
モニターのオンラインキャリブレーション
http://www.pst.jp/tok/web_ts03/html/jyunbi.html をご紹介しましたが、
ここでは、特別な器具やソフトを使わない、
モニターキャリブレーションを軸とした解説をしているために
分野外の方には難しい操作が伴ってしまう傾向があります。

そこで、初心者でも操作できるような何かいい方法は無いのかと探していたら
昔なら高くて手が届かなかったモニターのキャリブレーションツールが
今では激安になっていて、手軽に入手できるようになっていました。

モニターのオンラインキャリブレーションが難しいと思った方や、
もっとしっかりとキャリブレーションを行いたいと思った方は
試してみてもいいかもしれません。


とりあえず定番のこちら「Eye-One Display 2」



お勧めはしませんが、安物はこちら「Spyder3PRO」

キャリブレーションツール、いろいろ











11:28:37 | t-tok | |