Top" />

Archive for July 2011

26 July

写真は単純にわかりやすく

---155F--- 特集ルーム

「写真は単純にわかりやすく」

写真を撮るときには、何らかの動機があってシャッターを
切っているんですよね。
風景ならば、今見ている景色を誰々に見せてあげたいとか、
感動したので、後々に残しておきたいとか。

今日、結婚記念の写真を撮りに来店した夫婦も、
今の幸せな思い出をかたちにしておきたいからと、
定期的に撮影に来て、本ちゃんの台紙入りは本棚に保存しつつ
小さなプリントを焼き増しして、リビングに並べて飾っているいるそうです。

いつだって、この動機が真ん中なんです。
前にも言いましたが、写真は出来る限りの省略をして
この動機からはずれたものは全て切り捨てて、単純化します。

動機に対して単純ストレートな真髄のみになるまでそぎ落として、
何を撮りたいのかを再確認したら、
そこへ自分なりの味付けを足していくのです。

余分な情報が入っていると、どうしても伝わりづらくて
煩雑な写真になってしまいます。
余分な情報が多くなると、何を伝えたいのか、分けのわからない
いわゆるありきたりな写真になるのです。

人に話や説明をするときでも、余計な前置きが長すぎたり、
的を得ないような話では、何が言いたいのかわからない事と同じです。
伝えたいことが多ければ、いろいろ説明するのではなく、
ひとつひとつに分けて別の話で伝えるのと同じなのです。

写真はシャッターを切れば、いらないものまで写ってしまう性質があるので
フレーミングで画面から外すなり、ライティングで潰して省略するなり、
構図で目立たない位置まで追いやったり、ぼかして省略するなりして
出来る限り、なぜ撮ったのかと言う「動機」をわかりやすくしてから
自分の意見を写真に写しこんでいくのが作品になるのです。






12:22:00 | t-tok | |

23 July

部屋の中と外で写真の色が違って見える訳

--155F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part23
「部屋の中と外で写真の色が違って見える訳」

夜なか中かかって気合を入れてプリントした写真、
翌朝見てみると、なんか違う気がする...
あれぇ、こんな色だったっけ、と感じたことはありませんか?

大切な人へプレゼントする為に、細心の注意をはらって細かく色調整して
丁寧にプリントした写真が、その人の部屋では、なんだか違うイメージに
なってしまう。
そんな時の原因も、環境の光が違っているせいです。

光の性質には、明度と言われている「明るさ」の他に、
色温度といわれている「光の色」の違いがあり、
さらに演色と言われている色の「再現力」の違いもあります。

思っていたものと、なんか色がずれてるなぁ...と感じた時は、
たいていの場合、プリントした環境の光と、飾ってある環境の光の色が
違っていたと言う原因の場合が多くあります。

モニターディスプレィを観察する環境の光は、一定の決められた光源にして
環境をいつも同じ状態に保つのが望ましいのですが、
プリントを観察する環境の光は、飾る場所がわかっている場合は
そこへ持っていって評価するのがいいですね。

持って行くのが難しい場合でも、同じような光源の環境下で
色を判断するのが望ましい事です。

言うまでも無く、暗い場所に展示するなら、そのような暗い照明下で
見せたいものが伝わる濃度でプリントします。

そしてわかりづらいのが演色です。
これは、照明のスペクトルによる色の再現性のちがいです。

可視光は380nm〜780nmの周波数帯域だと言われています。
これが満遍なく満たされていればいいのですが、
蛍光灯など、輝線や欠落を含むスペクトルを持つ光源もあります。

そうなると、ある周波数の色だけが強調されて見えたり、
くすんでしまったりと、彩度が違って見えたりする訳なのです。

思い描いたイメージを伝える為に、
飾る場所の「明るさ」「色」「再現性」に注意して
同じ条件下でプリントするように心がけましましょう。






12:21:00 | t-tok | |

20 July

どこまで古くても大丈夫?

--155F-- フォトショップルーム

「どこまで古くても大丈夫?」

今回はバージョンの話です。
フォトショップのバージョンもどんどん上がり、今ではCS5ですね。
CS5.5もフォトショップは5らしいです。使用はしていませんが。

使っているOSによる制限は別として、実際に仕事として使えるバージョンは、
ぎりぎりまでさかのぼると、フォトショップ6以上です。

これは、共通の色管理が始まったバージョンだからです。
フォトショップ6や7は、起動が速いので、ちょっとした作業では
手放せないバージョンです。
うちの店でも、証明写真を加工する機械で今でも使われています。

ぼくがフォトショップを本格的に使い始めたのが、バージョン2.5でした。
この頃は、今では当然あるはずのレイヤーと言うものがありませんでした。
なので、アルファチャンネルを駆使してレタッチをしていたのを
懐かしく思います。

フォトショップ3.0が出たときには、そのレイヤーという機能が付いて
これはめちゃくちゃ素晴らしいと感激したものです。

余談ですが、この頃に併用して使っていたアプリケーションが、
「ライブピクチャー」というものでした。
メモリーが高くて、60万円ほどかけなければ仕事ができないほどだったので、
作業手順だけを記録して、最終的に「ビルド」すると言う
独特な手順により、少ないメモリーでもサクサク動くライブピクチャーは
巨大な画像ファイルを扱うときによく使っていました。

フォトショップもだんだん進化して、4.0、5.0とバージョンアップし、
そんな頃からウインドウズもマックと併用するようになりました。
起動さえしてしまえば、保存時の拡張子さえ気をつければ操作は同じです。

業務用の銀塩写真プリンターが、ウインドウズベースで動いていた事もあり、
マックもOS Xになって、使いづらくなり、書体も使えなくなってきた事で
メイン機をウインドウズに移行した時期でした。

そしてバージョン5.5でひと通り印刷でもなんとか色が合ってくるようになり
だましだましですが、使っていた時期もありました。

そしてバージョン6.0の登場によって、色管理が統一され、完全に
ウインドウズでも使えるようになり、マックと五分五分。
ちゃんとウインドウズでも印刷原稿が作れるようになったので、
もうこれ以上は要らないなぁと感じたのを覚えています。

でも周りでは7.0になり、ついにフォトショップCSの登場です。
このあたりは正直言ってあまり良さがわからなかったので、
バージョンアップなんて、しませんでした。

しかし、バージョンがCS2になって、レンズ補正が付いたときには
さすがに買いました。
この時は、他のアドビ環境も欲しかったので、
フォトショップ単体ではなく、アドビCS2にしてイラレもインデザインも
みんなセットで買いました。
今思えば、フォトショップとイラストレーターしか使っていないので
単品でも良かったかなぁ...なんて思ったりして。

で、これで本当に満足です。
それ以降の体験版を使ってみても、何の魅力も無く必要性も感じない
と言うのが正直なところ。
こんな事書いちゃうと、アドビを敵に回しちゃうかなぁ..
いつかのフジみたいに。あ、いや、今はフジ様様です。
次に新しいバージョンを買う時は、64bitにした時かなぁ。






12:20:00 | t-tok | |

16 July

人はそれぞれ

--155F-- 思いつきのショートコラム

「人はそれぞれ」

先日とある所で、自己啓発に熱心な経営者が、
「相手は変えられない、変えられるのは自分だけ」
ということを熱心に説いて、社員を変えようと必死になっていました。
なんか、笑っちゃうでしょ。

相手とか自分とか、なんだ?それ...
そんなの気にせず、各自が好きな道へ進めばいいんじゃないの。
相対するから相手なだけで、みんなそれぞれ自分なんだ。

目的を共有してさえいれば、それぞれのやり方で
気持ちよく効率的に進んでいけると思うんだけどなぁ。。。

子供のうち、学生のうちに、ひとつの答えが用意されているうちに、
原理原則を身につけたら、あとはその根拠を理解して
答えの無い、って言うか、答えがいくつもある社会を
自由に楽しんでほしいなぁ。






12:18:00 | t-tok | |

10 July

Ubuntu

--155F-- 情報ルーム

「Ubuntu」

最近ノートパソコンで使っているのがUbuntuってやつです。
http://www.ubuntulinux.jp/

UbuntuにはFirefoxが最初からインストールされていて、
ダウンロードしたChromeも普通に動作しています。

FacebookとTwitterのアカウントをデスクチップから利用できる
Gwibberとかもあるし、
WINEをインストールすれば、Windows専用アプリケーションを、
本来のOSであるウインドウズ上で実行しているかのように
動かすことができるので、フォトショップも普通に使えています。

何もできないただのOSにお金を払うのが勿体無いと思っているなら
一度試してみてはいかがでしょうか。

かなりシンプルなので、すぐに使えるようになると思います。









12:25:00 | t-tok | |