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Archive for 21 January 2011

21 January

空気だって曲がって見える

--149F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part17
「空気だって曲がって見える」

光が進むときに、違う物質に出くわすと屈折したり反射したり
吸収されたり拡散したりします。

空気とガラスの境目でも光が屈折して曲がります。
まがる方向をそれぞれの位置によって角度を制御して
光が一点に集まるように作られたのがレンズですね。

プールや池などで水深が見た目以上に深くて事故になる原因も
空気と水の境目で光が屈折して底が浅く見えてしまうためです。

このように、違う物質の境目で光は屈折して曲がるのですが、
空気だけでも曲がることがあるのです。

焚き火の向こう側がゆらゆらとゆがんで見えたことはありませんか。
ストーブでもそうですね。星のまたたきもそんな理由みたいです。
焚き火もストーブも、火で熱せられた空気が軽くなって上昇していくときに
冷たい空気と熱い空気の流れによってゆらゆらとゆれて見えるのです。
なぜ熱い空気が上へ昇っていくのかと言うと、密度が薄いので軽いんだって。

空気の温度差があると密度の差が出来て光が曲がる...
違う物質どうしの境目で光が曲がるのも密度の差。
逃げ水や蜃気楼も空気の温度差で光が曲げられたために見えるんですね。





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