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Archive for 24 October 2011

24 October

センサーダストの清掃

---158F--- 特集ルーム

「センサーダストの清掃」

一眼レフのデジタルカメラを使っていると、多かれ少なかれ
センサーダストというものを気にすることになります。
センサーダストは、受光素子の表面にあるローパスフィルターに
細かなホコリが付くことで画像にそのホコリが写ってしまうのです。

ただ、レンズの絞りを開いて使うことが多い場合や、
ごちゃごちゃした絵柄の場合はわかりにくく、センサーダストが
付いていても気が付かずにいるケースがほとんどです。

レンズを最小絞りにして、マニュアルフォーカスで無限遠にし、
自動露出から一段開けの補正をかけて雲の無い青空を写して見ましょう。
その画像をPCに取り込み、等倍で確認してみてください。

画面の中にぼんやりと黒ずむ部分があれば、それがセンサーダストです。
点々といくつも出ていたりしたら、センサークリーニングです。
最近のカメラでは、自動クリーニング機能を持っているものも多いのですが
経験上、まったく効果が無いとは言いませんが、電源のオンオフ時に
自動クリーニングさせているのに普通にセンサーダストが付いてしまうので、
無いよりマシって言う程度ですね。

ですが一応、第一段階としては、カメラにクリーニング機能が付いているなら
まずはそれを強制的に動作させてみましょう。
で、だめもとで、また上記のような空を撮影してみてPCモニターへ
画像を取り込んで確認してみます。
これでセンサーダストが取れれば、ラッキーですね。

では、第二段階として、ブロアーで吹いてゴミを飛ばしてみます。
シャッタースピードをバルブにしてシャッター幕を開いても
センサーが露出しますが、このような通電状態では、
余計にゴミを吸い寄せてしまいますので、ちゃんとメニューから
センサークリーニングの手順でシャッター幕を開いてください。
そして、ブロアーでセンサーを吹いてゴミを飛ばします。

ブロアーは、ゴム球の物を使ってくださいね。
スプレー式では、全体的な圧力がかかりすぎて内部を痛めてしまう
危険性もありますし、もしも内容物が噴出してしまったり、
冷気で水滴が付いてしまっても困ります。缶入りはダメですよ。

で、また上記のよう撮影して確認してみます。
まぁ、ここまでが日常的に気軽にできるメンテナンスです。
これでもゴミが取れていない時は、何度かやってみてください。
ゴミの位置が動いているなら、ゴミの取れる可能性大です。

さて、どうしても取れない場合は、次の段階です。
ここで一度確認しておきますが、そのゴミ、どれくらい絞りを絞ったら
どんな条件のときに気になりますか?
小さなゴミや周辺ぎりぎりのゴミって、実用上写らない事が多いです。
それでも除去する必要があるなら、
ツールを使って自分でやる方法と、やってもらう方法に分かれます。

自分でやる場合は、専用のクリーニングキットを購入します。
粘着性のあるスティックでペタペタやるのですが、
説明書を必ずよく読んでから、細心の注意をはらって行ってくださいね。
何があっても、自己責任になります。

ニコン クリーニングキットプロや、キヤノン SCK-E1など、
メーカーから出ているものもありますし、
社外品でも、ローパスフィルタークリーニングWなどが出ています。
間違っても、子供のおやつのグミキャンディーで行わないでくださいね。
よく似ていますが...

で、もうお手上げだぁ...となったら、
各カメラメーカーのサービスステーションへ持ち込んで、
センサークリーニングを依頼するしかありません。
昔はいつでも無料でやってくれていましたが、神経質なお客さんが多く、
実用上問題無い程度でも頻繁に持ち込まれるので、有料になったようです。
保証期間内なら、無料でやってくれるとか...確認していませんが。






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