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Archive for 12 November 2011

12 November

集合写真に欠席者を合成

--159F-- フォトショップルーム

「集合写真に欠席者を合成」

愛知県写真館協会からフォトショップ講習の依頼が来て、
何がいいかと電話で話していました。
フォトショップの使い方とか、ツールの説明ではなく、
逆引きのような、「これをするにはこう使え」という内容にしよう
という事になり、実際の写真館での使い方って何だろうと。

スタジオとなると、使っている機材によって、現像ソフトも違うし
画作りのトーンも異なっています。
そこでほぼ共通するものって何だろうと話し合った末、
集合写真への欠席者合成の方法がいいのではと。

では本題。
なんでもそうなのですが、準備が大事です。
複数の画像を合わせるには、そけぞれの条件を近づけておく必要が
あります。調子やコントラスト、ライティングなど。

集合写真の撮影時に、欠席者がいるかどうかの確認をします。
欠席者がいるなら、どこに合成するのか、その場所を人数分だけ空けて
撮影します。...そう、撮影時から合成は始まっているのです。

合成する場所は、足元の隠れる位置が違和感無く合成できます。
最前列でも出来ないことはないのですが、足元の地面の感じを統一させる
光の条件で、欠席者も撮る必要があるのと、
切り抜く断面の長さが長くなるのがデメリットです。

欠席者の場所を空けた集合写真は、欠席者の撮影までにプリントしておき、
欠席者の撮影をする時に持っていきます。

では、欠席者の撮影です。
持参したプリントを見ながら、日の当たっている角度や
同調させているストロボの強さを同じ条件にして欠席者を撮影します。
この時に、髪の毛など切り抜きやすくするために、
均一な背景を選び、髪形もしっかりと整えておくのがミソです。

撮影が終わったら、欠席者を集合写真と似たような調子になるような
現像処理をして画像を作ります。

では、集合写真の画像と、合成する欠席者の画像を両方開いて
画面に並べて表示させます。
濃度や色味が違っている場合は、ここで合わせてくださいね。

大まかに色が合ったら、切り抜き作業に入ります。
集合写真からは、前に来る前列の人を切り抜きます。
欠席者の画像は、本人を切り抜きます。

さ、今回はこの準備までにしておきます。
12月の講習会は、愛知県写真館協会の会員のプロの方しか受講できませんが
ぼくまで直接メールをしてくれれば、何とかできると思います。
ホームページからでも結構ですよ。
日時は、名古屋ビジュアルアーツにて、12月20日の午後からです。






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