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Archive for 26 May 2011

26 May

ポートレートライティングのバリエーション

---153F--- 特集ルーム

「ポートレートライティングのバリエーション」

すこし間が空いてしまいましたので、改めて思い出してください。
前にメインライトの位置によるライティングパターンをやりましたね。
スタジオでのポートレートライティングパターンは4つあり、

シワを消してほっぺたがほっそりとなり、卵型の整った顔立ちに写る
ハリウッド・ライティング。

しわを目立たせずに立体感もちょっとだけ出せるけど、顔立ちを選ぶ
ループ・ライティング。

立体感が出て顔もほっそりと写る反面、肌荒れやシワも克明に写し出す
レンブラント・ライティング

立体感と皮膚感がしっかりと出て、照明比と露出の決定が鍵を握る
スプリット・ライティング

以上の4つが、スタジオポートレートでのライティングパターンでした。

ライティングパターンは、被写体に対するメインライトの位置だけ
によって区分けされてますが、撮影する方向を変える事によって
ライト側から撮影するか、シャドウ側から撮影するかという
2つのバリエーションが出来ます。

カメラ目線で言い換えると、
ライティングパターンは顔とライトの位置関係なので、
顔の振りが加わる事で、手前側からのライトか、もしくは
奥側からのライトかというバリエーションができます。

これがライティングのバリエーションです。
ただし、顔の正面からライティングしているハリウッド・ライティングでは、
当たり前の事ですが、ライト側もシャドウ側も無いので
バリエーションもありませんね。

残りの3つのライティングパターンにはそれぞれ、
以下の2種類づつのバリエーションがあります。

A.ブロードライト
被写体の向きを決め、その被写体に当てるライトと同じ側から
撮影する場合のバリエーションです。
皮膚感を弱めてしわや輪郭を目立たせず、顔が幅広く写ります。

B.ショートライト
被写体の向きを決め、その被写体に当てるライトの反対側から
撮影する場合のバリエーションです。
撮影位置から見ると、顔の振りの向こう側からライティングする形です。
皮膚のしわや質感、顔の立体感を強調し、輪郭もはっきりと写ります。

ライティングのパターンと、ぞれぞれのバリエーション、
被写体の特徴と撮影イメージによって使い分ける...と言うよりも、
ライティングを探していると、どれかに当てはまってくるって感じですね。






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