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Archive for 18 June 2011

18 June

レンズ補正

--154F-- フォトショップルーム

「レンズ補正」

レンズの弱点を修整する方法として、RAW現像時に行うのがいちばん簡単
だと言いましたが、フォトショップでも補正を行うことができます。
それがCS2から追加されたフィルタのレンズ補正です。

フォトショップのレンズ補正では、使用したレンズの特性が
自動的には反映されていませんので、目で見て調整をしていきます。
ただ、CS5ではレンズコレクションプロファイルが採用されていますので
そこに使用しているレンズがあれば、標準的な補正値が入りますので
現像ソフトなみの手軽さですね。

フォトショップのレンズ補正は、RAW現像時にできる補正以外にも
パースに関する補正も行えるのが魅力的です。
なんたって、シフトレンズを使っているようなものですからね。
あれ、CS5では無くなってるのかな...

ま、気を取り直して補正をしていきましょう。
CS4までのレンズ補正フィルタでは、周辺光量補正・樽型・糸巻き型等の補正、
色収差などのレンズの特性を補正できます。

フィルタ→変形→レンズ補正を選択します。
倍率やグリッドは、好きにしてやってね。

ゆがみを補正するには、レンズの樽型または糸巻き型を修正します。
スライダを使って、膨らんだりへこんだり湾曲している周辺の縦横の線を
まっすぐにします。グリッド表示させるとわかりやすいです。
微調整は、数値のマスを選択してスクロールさせます。

色収差は、画面の端のほうに出る輪郭に色が付く現象を適用量で修正します。
プレビューを当倍に拡大すると見やすくします。
うまく色が消えない場合は、レッド / シアンフリンジと、
ブルー / イエローフリンジも操作して縁取りの色を補正します。

垂直方向の遠近法は、下から見上げたようなカメラを上に傾けた時に生じる
上すぼまりな画像や、その逆の遠近法を修正します。
画像の垂直線を並行にすればいいのですが、完全に直してしまうと
かえって不自然になりますので、自然に見えるように
少し控えめな補正がいいでしょう。

水平方向の遠近法は、撮影位置がセンターからずれてしまっている場合や
反射を防ぐためにわざとずらして撮影した画像の遠近法を修正します。
水平線が並行になるように補正します。

角度は、回転です。撮影時にカメラが傾いてしまったミスを修正します。
レンズ補正では、いろんな修整ができますので活用してみてください。






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