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Archive for January 2012

25 January

寒い時期のデジカメの取り扱い

---161F--- 特集ルーム

「寒い時期のデジカメの取り扱い」

冷え込む季節ですね。
寒い時期は、デジタルカメラにとってはとてもつらい時期です。
室内外の温度差や空気の乾燥による静電気など。

寒い場所から冷えたカメラを暖かい室内に持ち込むと、
レンズが結露して曇ることがよくあります。
新年会など大勢集まって、熱気あふれる鍋パーティーも楽しいのですが、
冷え切って冷たくなったカメラをすぐにバッグから取り出すと、
レンズが白っぽく曇ってしまう事があります。

暖房の効いていない部屋で冷たくなってしまっているカメラを
暖かい部屋へ持ち込むときは、室外でカメラを少し暖めてから持ち込むか、
カメラバッグ等を利用して、徐々に室温へ慣らすといいですよ。

また、乾燥による静電気で、メモリーカードを出し入れするときに
データを破壊してしまう恐れもあります。
カメラ自体は、ボディーにより静電気に強く出来ているのですが、
各部接点やコネクタ部には触らないように気をつけましょう。

メモリーカードを出し入れする前には、
カメラを持つ逆側の手で、車に触れて静電気を逃がしたり、
建物に使われている大きな金属部分やスチール机など、
また、パソコンの金属ケースなどで放電してから
メモリーカードを出し入れするようにしましょう。

この時期は、撮影の機会も多いと思います。
いつもより少しだけ取り扱いに注意をして、トラブルを未然に防ぎ、
快適なフォトライフをお楽しみください。





17:34:00 | t-tok | |

21 January

海の水が青く見えるわけ

--161F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part29
「海の水が青く見えるわけ」

以前に空の色が、大気中の微粒子でレイリー散乱をおこし、
青く見えると言う訳をやりましたが、それと同じように
水中でプランクトンなどの微粒子により光の散乱が起こり
青く見えるのかと言うと、これはちがうようですね。
夕焼けのような現象なんて知りませんから。

海の水が青く見える理由にはいろいろな説があり、
理由はひとつではなさそうです。

ひとつは、空の青が反射して青く見えると言う説。
確かに、よく晴れた快晴の青空の下では、海はより青く見えますね。
これもちょっと正解なのですが、波打ち際や遠浅の砂浜でなどの
浅いところでは海の水は白くなって青い海にはなりません。

もうひとつには、赤い光が海の水に吸収され、
水に吸収されない青い光だけが見えていると言う説。
どうやらこれも正解のようです。
水分子が吸収するエネルギーは、ほとんどは赤外線の領域ですが、
少し可視光線の赤色の領域にもかかっているので、
赤い光が水に吸収され、残った青い光だけが残っていくようです。

そんないろいろな条件が重なって、きれいな青い海に見えるのですね。
写真で撮る時には、反射をコントロールするために、
PLフィルターを使って、海や空の明るさをコントロールするといいですよ。





17:33:00 | t-tok | |

18 January

集合写真に欠席者を合成3

--161F-- フォトショップルーム

「集合写真に欠席者を合成3」

前回までで、パスを作って選択範囲にして切り抜いた画像を
別の画像に合成するところまで出来ました。
ても合成の出来の良し悪しは、ほとんど準備と仕上げにかかっています。

準備はパート1でやった光の方向とコントラスト等の画質を揃える作業です。
撮影以前の準備ですね。
撮影した後からでは、焼き込みや覆い焼きを駆使して、
画質の違いを近づけていくことになりますので、大変です。

で、今回の仕上げ作業は、合成した画像をなじませていく作業です。
画質が揃っていれば、すでに違和感はあまりなくなっているはずですので、
主に輪郭処理と部分的な画質調整になります。

まずは輪郭をなじませていく作業です。
いちばん手っ取り早いのが、消しゴムツールです。
表示倍率を200%にするとやりやすいので、拡大しましょう。

画像によっては、抽出を使って、ざっくりと周辺を消してしまう方が
簡単な場合もありますが、それはまた別の機会にさせてください。

消しゴムツールの直径とぼかしを調整したら、
輪郭を手作業で少しずつ消していきます。
背景側のボケ加減に合うように、ぼかしの%を調整するのがミソ。
手書きの波うち加減が、自然に見えるのです。
逆に直線部は、Shiftキーを併用して真っ直ぐに消します。

透けている部分や細かい髪の毛の間などは、直径を小さくして、
不透明度を20%ぐらいにして何度も消し重ねていくのがコツです。

合成する画像の背景によっては、輪郭部分が後ろからの光が回って
輪郭近辺が明るくなっていることがありますので、
焼き込みツールを使って隣の人と同じような光のまわり方になるように
切り抜いた近辺を中間値やハイライトで焼きこみます。

輪郭がなじんだら、今度は画質をあわせます。
まずはトーンカーブを使って、明るさ、色、コントラストの微調整します。
下準備がよくできていれば、ほとんど調整済する必要はありません。

次に画質の荒れ具合の不一致を確認します。
撮影感度の違い等で背景画像と合成する画像のノイズ(粒状性)に
差がある場合は、ノイズを加えます。
方法は、合成する画像が背景よりもきれいな場合、
こちらに少し強めにノイズをかけて、フェードで戻しながら調節します。

次にシャープさを調整します。
背景画像の隣の人と、合成する人のシャープさを合わせるのですが、
大抵の場合、合成する人がシャープなことが多いので、
こちらにガウスぼかしをかけます。
半径が0.3でも強すぎる場合は、フェードで戻しながら調節します。

最後に、焼き込みツールと覆い焼きツールで部分的な明るさを調整して
完成です。
※影を付けたり反射を書いたりする事も忘れずに!
レイヤーを統合して保存しましょう。





17:32:00 | t-tok | |

15 January

ローテクも使いよう

--161F-- 思いつきのショートコラム

「ローテクも使いよう」

十年ほど前、写真関係もデジタルへの移行が進み、
各企業からもサポートの依頼や、開発物件をいくつかお受けしていました。

そんな頃、JC(青年会議所)の大納会の後、
卒業する委員会メンバーへの記念品として配っていた
アメリカで開発された、無重力でも書けるボールペン。
それがきっかけで、いろんな事が解決できた時期がありました。

宇宙の無重力では、ボールペンのインクが出なくなる事が障害になり、
アメリカが研究を重ねて開発したボールペンです。
寝転んだまま、上向で書き続けてもインク切れしないとか。

なんだかかっこいいなぁ...ベッドで寝たままでメモにも使えるし
と思い、卒業生がうらやましかったのですが、
あれっ!?と、思いついた途端、笑いが止まらなくなった事がありました。

「ベッドではいつも鉛筆を使ってるわぁ!」シャープペンシルや2Bの。

その考え方が、いろんな開発の手助けになったのでした。
すでにある物の特徴を把握して、別の可能性をストックしておく。

つい先日に聞いたのですが、
その頃旧ソ連では、宇宙では鉛筆を使っていたとか。。。(。・ω・。)





17:31:00 | t-tok | |

10 January

ジャンボブロアー

--161F-- 情報ルーム

「ジャンボブロアー」

缶式の手軽なものもあるけど、ぼくはブロアー派。
しかも、限りなくでっかくて強力なやつ。

レンズやフィルターのゴミを吹き飛ばすのはもちろん、
デジタルカメラの受光素子の清掃にだって、まずはブロアー。
缶のスプレー式では、冷たい風が出てきて結露して逆に汚してしまう。

カメラ本体に付いたホコリも飛ばせるけど、
レンズのズームリングの隙間等は、ホコリをレンズの中へ
押し込んでしまわないように気をつけてね。

カメラ以外でも、パソコンの掃除にも重宝します。
ドライブ類の隙間や、ファンに付いたホコリも掃除できます。

本体を開けて、CPUのフィンにたまったホコリを吹き飛ばせば
冷却効率も良くなって、PCもゴキゲンになるはず。

でも、カメラ用とパソコン用は、別々のブロアーを用意して下さい。
パソコンのホコリを吸い込んだブロアーでCCDを吹いたら
一発でゴミだらけの写真になってしまうからね。


エツミ ブロアー ジャイアントブロアーRL

エツミ ブロアー ウルトラジャンボブロアー









17:26:00 | t-tok | |