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Archive for July 2009

13 July

色立体を作ろう! part9 "配色"

--131F-- 入力の知恵・画像の知識

「色立体を作ろう! part9 "配色"」

さてさて今回は、何とか論などとこむつかしい話はさておいて、
実際の配色について実用的な話しでもしましょうか。

先月の特集でも少し触れましたが、イメージに合った配色というものが
存在します。世の中に洗脳されたのか、本能的なものなのか分かりませんが
この配色を覚えておくと、手っ取り早くイメージを固める事ができますので
法則だと思っていつも使えるようにしておくと重宝します。

ただし、このコーナーで取り上げている以上、今までにやってきた知識を
活用していただくために、色相・彩度・明度の言葉を使って
マンセルの色立体の中でイメージできるような表現をしますのでよろしく。


●力強いダイナミックなイメージ
はっきりとした色を使って強いコントラストで表現するために、
彩度の高い色・白・黒などを使う。補色に近い色相や、明度に差をつける。

●落ち着いた雰囲気で知的なイメージ
全体的に彩度を低く使い、明度の差で表現する。
彩度の低い青っぽい寒色系に寄せて色相の変化を少なくする。

●やわらかくロマンチックなイメージ
ピンクや黄色系の色相を使い、淡い感じを出すために
彩度が低く、明度が明るめな色の配色。

●キュートでかわいらしいイメージ
上記のロマンチックなイメージから彩度を上げた感じで、
暖色系の明度と彩度の高い、明るいパステル調の色の組み合わせ。

●ゴージャス感のあるイメージ
ゴールド等の貴金属を連想するような色相を使い
暖色系の彩度の低い色の組み合わせ。

●落ち着きのある重圧なイメージ
深みを連想させるような、中間色相を使い
彩度も明度も低くした色の組み合わせ。

●元気でポツプなイメージ
にぎやかに彩度の高い色どうしを使い、明度も高めで
暖色系と寒色系の色を組み合わせた配色。

●インパクトある刺激的なイメージ
それぞれの色をはっきりと見せるために
彩度の高い色どうしの補色近くを組み合わせる配色。


色立体を思い浮かべてそれぞれの配色を組み立てて見ましょう。
気が向いたら、一例を挙げて答え合わせするかも。

色相・彩度・明度の3要素を表したマンセルの色立体
今月のデータは
色相度288〜324度の「5RP・5P」の色相パーツです。

公開期間はそれぞれ約1ヶ月間(2009年7月末まで締め切りました)
画像を保存してA4サイズにプリントし、
真ん中から内側に2つ折りすれば、見開き分が完成です。
いよいよ次回で完成になります。








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