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Archive for January 2009

10 January

レイヤーの基本

--125F-- ちょっとかしこいフォトショップ・テク

「レイヤーの基本」

レイヤーはとても使い出のあるツールなのですが、
いまひとつわからないと言う方もいますので、今回はレイヤーについて
ビギナー向けに基本的な部分をご紹介します。

レイヤーとは、画像の上に透明なフィルムを被せるようなイメージです。
そのフィルムには、画や写真が描かれていてもいいし、
レンズにつけるフィルターのような色補正であってもいいのです。
この色補正するレイヤーは、調整レイヤーと言い、
全面だけでなく、マスクで部分的に効き目を調整することもできます。
調整レイヤーについては、以前にお話しているので今回は省略しますね。

レイヤーパレットを見てください。レイヤーパレットが出ていない場合は
「ウィンドウ」→「レイヤーを表示」をすると表示されます。
通常の写真画像を開いた状態では、レイヤーは「背景」だけです。
右にあるカギのマークは、背景なのでロックされている状態を示します。

新規レイヤーの作成は、レイヤーパレットの下にある
「新規レイヤーを作成」ボタンをクリックすると、「レイヤー1」と
言う名前で新規のレイヤーが追加され、選択状態になります。
ここへ線やブラシで書き込めば、画像の上に浮いた状態で描かれます。
移動ツールで動かせば、好きな位置へ移動できます。

透明ピクセルをロックすると、レイヤーの透明な部分へはみ出して描いても
透明な部分が保護されて描けない様になります。
「不透明度」と「塗り」は、パーセントを下げるとどんどん透けていき、
0%で見えなくなります。
「不透明度」と「塗り」の違いは、不透明度はレイヤー自体の透明度で、
塗りとは、レイヤースタイルの効果はそのままで、透明度が変わります。

2つのレイヤーを同時に動かしたりしたいときは、レイヤーのリンク
を使用します。
シフトキーを押しながら2つ以上のレイヤーを選択して
レイヤーパレットの左下の鎖のマークをクリックです。

「通常」と書かれている部分は、レイヤーの描画モードの事で、
ここを変更することで、レイヤーの性質を変えることができます。
乗算は、フィルムを重ねたような効果で、スクリーンはその逆になります。
比較(暗)などもよく使います。

レイヤーパレットの右上にある三角マークをクリックすると
いろいろな操作の一覧が出てきます。
レイヤーをすべてまとめて一気に定着させて一枚の画にするときは
「画像を統合」を選びます。
下のレイヤーと定着させたいときは、「下のレイヤーと結合」をします。
現場の作業では、いちいち面倒なので「Ctrl」+「E」です。




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