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Complete text -- "色立体を作ろう! part3 "それぞれの表色系""

15 January

色立体を作ろう! part3 "それぞれの表色系"

--125F-- 入力の知恵・画像の知識

「色立体を作ろう! part3 "それぞれの表色系"」

今月は明度の意味の違いを、それぞれの表色系で分けて考えて見ます。
明るさを表すものには、Valueの「V」以外にも
LuminosityやLightnessの「L」を使うものや、
Brightnessの「B」を使うものがあります。

「L」を使うもので、
RGBの数値から計算できる「HSL」という表記方法(HLSとも言う)では、
明度(輝度)0%を黒、100%を白とし、その中間(50%)が各色相の
最高彩度の純色になります。
マンセル表色系では、色相ごとに最高彩度の明度が違っていましたが、
各色相の最高彩度を輝度50%の位置に持ってきたようになり、
各色相と明度の位置が整形された形になります。
よって、
明度が50%より明るくなったり暗くなったりするほど彩度は下がり、
彩度の円が小さくなります。
明度0%の黒や100%の白では、彩度は0になります。

「HSL」は、多くの現像処理ソフトやMicrosoft Windows、
Paint Shop Pro などで使われています。
一方、「HSB」というものもあります。
「HSB」は、Adobe PhotoshopやIllustrator、MacOSで使われています。

Brightnessの「B」を使う「HSB」という表記方法(HSVとも言う)では、
色を基準に考えているので、最高の彩度になった時が一番明るいと考えます。
明度が100の位置では、白〜最も純な色の円になりますが、
明度が0に近づくにつれて白も暗くなり色が濃くなるように明度が下がり、
明度が0の位置では彩度も0になり、黒になります。

「HSL」と「HSB」、混同しないように切り分けて考えましょう。
キヤノンのページの中で簡単な説明が載っています。
http://cweb.canon.jp/camera/picturestyle/editor/matters05.html
HSLの画がちょっと変ですが、おおまかに
こんな感じのものをイメージすれば違いがわかると思います。

色相・彩度・明度の3要素を表したマンセルの色立体
今月のデータは色相72度〜108度のパーツです。
公開期間は2009年1月末まで締め切りました。
画像を保存してA4サイズにプリントしてください。
真ん中から内側に2つ折りすれば、見開き分は完成です。

全部で10枚になりますので、少しずつ作っていきましょう。
完成イメージは、こちら。「http://www.pst.jp/data/color1.jpg
リビングや職場に飾れば、勉強になるマニアックなオブジェでしょ。





18:34:00 | t-tok | |
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