Complete text -- "写真は太って写るって本当?"
20 July
写真は太って写るって本当?
--143F-- 入力の知恵・画像の知識見え方や写り方のしくみ part11
「写真は太って写るって本当?」
今回は、写真になると太って写ってしまうのかと言う事なのですが、
しくみ的に考えると本当に根拠があるのでしょうか...
ただ、3Dの世界を写真やテレビのような2Dにすることで
感覚的に太って見えるのは確かなようです。
立体物を左右の両目で視点の違う位置から見た映像を、
脳内でひとつの映像を作り上げる時に、右目と左目の映像の
いいとこ取りをしたとすると、なんとなく理屈が通るような気もします。
そしてライティングの問題もあるでしょう。
普段のスナップではそれほど感じなくも、
スタジオ等のやわらかい光に包まれた状態に身を置くと
ふっくらと見える事も事実です。
きれいなやわらかい光ほど太りがちになるので、照明の位置や指向性、
明暗の比率、シャドウの起こし加減を工夫して
モデル本人の顔や体の陰影を細かくコントロールして
撮影する必要があるのです。
スタジオライティングには悪魔と天使が同居しているようなものですね。
美しいライティングには、このような副作用が存在していて、
高い次元になるほどコントロールも難しくなってきます。
太って見えるのを解消しようと、光を硬くしたりあまり斜光線にしすぎると
こんどはシワが深く見えてきます。
そうそう、しわについては、次回にしておきましょう。
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