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Complete text -- "割り切る"

23 August

割り切る

---144F--- 特集ルーム

「割り切る」

前回は、被写体を見ているのに意識の先が
カタチや見せ方、テクニックなど枝葉の部分ばかりに視線がいってしまい、
意識が目的や被写体にまっすぐに届かず、
見ているのに見えていない、と言ったお話でしたが、
今回はその続きで、ではどのような点に注意すればいいのかです。

と言っても、もう答えを言っているようなものでして、
何でもかんでも深く理解することはできないと割り切って
ゴミ情報を記憶しないように、できるだけしっかりと対象物を観察して
必要なものだけを正確に記憶するように心がける事です。

覚えきれないなら、重要な順番に覚えておきましょうって事です。
デジタル写真で大切なこととして、以前からも言っているように
デジタルは割り切りです、と。

必要以上の解像度は、通常ではまず必要ないものですし、
過剰修整かどうかも、仕上がりサイズから逆算して
縮小によって消えてしまう部分まで行っても無駄になってしまいます。

撮影時でも、あれやこれやの多くの情報を得ようと
しっかり観察することは大切ですが、すべてを見抜くことなんて
とうてい無理な話なので、目的に対して大切な順に深く理解しながら
観察をしていくことが近道なのです。


辻徳の仕事道具(Canon編)






12:25:00 | t-tok | |
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