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Complete text -- "主役には芸をさせろ"

26 December

主役には芸をさせろ

---148F--- 特集ルーム

「主役には芸をさせろ」

なんでもそうなんですが、主役の存在自体に魅力がある場合は少なく、
何らかの芸にひかれるわけなんです。
主役になる被写体が、当たり前の状態で写っているよりも
何らかの変化をつけた状態で写っていたほうが画になるんです。

映画でもドラマでも、主役が画面の向こうでただ立っているだけでは
どんなにすばらしい主役だったとしても、おもしろくありませんよね。

よくある絵葉書写真のような、
たしかにきれいだけどそれだけって言う写真は、この変化がよくある変化で
すでに変化ではなくなってしまったものが多いんです。

紅葉が逆光できれいに見えるとか、夕日がきれいだとか、
ただ主役を写しただけではなく、たしかに光の変化を写しているのですが
見慣れた変化は、すでに変化ではなくなっているのです。

たとえば夕日の写真。先週、散歩しながら撮影した写真ですが、
http://goo.gl/photos/fahkwdf7p4
主役は、ほぼシルエットになった人物で、夕日と波が脇役。
ただ人が立っているだけでは何の芸も無い。
シルエットなだけだと見慣れた変化、片足を上げた動きが芸になる訳です。


そしてもうひとりのシルエットでストーリー性をプラスし、
その位置と夕日の場所関係でバランスをとっています。
あと、右の方で魚が飛び跳ねていますが、それは偶然・・・ですね。
数撮れば、偶然も起こりやすくなるって話もありますが。






12:09:00 | t-tok | |
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