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Complete text -- "低い月がでかく見える訳"

17 April

低い月がでかく見える訳

--152F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part20
「低い月がでかく見える訳」

夕方から外で飲んでいると、月が昇ってくるのを見ることがあります。
そんな月って、やたらとでっかくてきれいなんですよね。
きっと、低い位置に見える月の大きさに驚いた人は多いと思うんです。

なぜ低い位置の月が大きく見えるのかは、じつは複数の原因があるようで、
結局のところ、全てはわかっていないようなのです。

一番大きな原因としては、目の錯覚です。
いったいどういう錯覚でこんなにでかく見えるのかも
わかっていないようですが、ポンゾ錯視と言うものが大きいらしい。

このポンゾ錯視と言うものとは、『遠いものは小さく見える』という
思い込みがあって、遠くにあると思い込んだものは
実際に見えているより大きく見えるという錯覚なんですって。

この遠くを見ているときの頭の中は、超望遠の視覚の世界。
この感覚で月の出ている近くのビルや橋などと比較してしまい
超望遠の感覚で眺めてしまうので余計に大きく見える。

大きくてきれいに見えるお月様だからと言って、
普通の常用レンズで写真を撮ってもがっかりするだけですよ。
多少は空気の屈折で本当に大きくなっていたとしても、
なんたって、超望遠の感覚できれいに見えただけですから。





16:29:00 | t-tok | |
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