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Complete text -- "海の水が青く見えるわけ"

21 January

海の水が青く見えるわけ

--161F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part29
「海の水が青く見えるわけ」

以前に空の色が、大気中の微粒子でレイリー散乱をおこし、
青く見えると言う訳をやりましたが、それと同じように
水中でプランクトンなどの微粒子により光の散乱が起こり
青く見えるのかと言うと、これはちがうようですね。
夕焼けのような現象なんて知りませんから。

海の水が青く見える理由にはいろいろな説があり、
理由はひとつではなさそうです。

ひとつは、空の青が反射して青く見えると言う説。
確かに、よく晴れた快晴の青空の下では、海はより青く見えますね。
これもちょっと正解なのですが、波打ち際や遠浅の砂浜でなどの
浅いところでは海の水は白くなって青い海にはなりません。

もうひとつには、赤い光が海の水に吸収され、
水に吸収されない青い光だけが見えていると言う説。
どうやらこれも正解のようです。
水分子が吸収するエネルギーは、ほとんどは赤外線の領域ですが、
少し可視光線の赤色の領域にもかかっているので、
赤い光が水に吸収され、残った青い光だけが残っていくようです。

そんないろいろな条件が重なって、きれいな青い海に見えるのですね。
写真で撮る時には、反射をコントロールするために、
PLフィルターを使って、海や空の明るさをコントロールするといいですよ。





17:33:00 | t-tok | |
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