Complete text -- "ペンツールを使いこなす その2"
16 September
ペンツールを使いこなす その2
--157F-- フォトショップルーム「ペンツールを使いこなす その2」
前回は、かっちりした選択範囲をきれいに思うままに作れるのが
パスというもので、そのパスを描くのに使うツールがペンツールでしたね。
ペンツールに関する用語の解説まで行いました。
アンカーポイントとアンカーポイントを結ぶ線をセグメントと言いました。
アンカーポイントから伸びたセグメントを曲線にするヒゲをハンドルと言い、
この先端をつまんで動かしてベジェ曲線と言うものの形を整えましたね。
ダイレクト選択ツールでアンカーポイントをつまんで移動したり、
ハンドルの先端をドラッグして、曲線をコントロールしました。
今回はもうちょっとペンツールを踏み込んでみましょう。
ペンツールには、アンカーポイントを追加したり削除したりするツールが
ありますが、特にこれらの物は切り替える必要はありません。
ペンツールのまま、アンカーポイントの上に持っていけば、
アンカーポイント削除ツールに勝手に切り替わりますし、
セグメント上に持っていけば、その時だけアンカーポイント追加ツールに
自動的に切り替わります。
ですから、普段使うツールは、ペンツールとダイレクト選択ツールと
方向点の切り替えツールツールぐらいです。
慣れてくれば、ペンツールでおおまかにパスを作ったら、
方向点の切り替えツールツールに持ち替えて、Ctrlキーを使いながら
次々と作業を進めていけますので、その方法を少し説明します。
まずは、パスを作るためにペンツールを選択して、
オプションのパスを選びます。
大まかな位置で結構ですので、アンカーポイントを置きたいところへ
次々とクリックしていきます。
この時点では、ドラッグして曲線を作る必要もありません。
ただの線ならパスを閉じる必要は無いのですが、
選択範囲を作るためにパスを作っているので、
ひと回りしてきて、スタートした最初のアンカーポイントの位置に
最後のアンカーポイントをクリックしておいた時点で
パスが閉じられて、クローズドパスが完成します。
Ctrlキーを押すと、押してる間だけペンツールがダイレクト選択ツールに
なります。パスを選択するときに使いますが、ま、ここでは使わないかな。
そうしたら、ペンツールを方向点の切り替えツールツールに持ち替えます。
ここからは、当倍か、それ以上に拡大表示させるとやりやすくなります。
方向点の切り替えツールツールは、普段はダイレクト選択ツールですが、
アンカーポイント上にさしかかった時だけ方向点の切り替えツールツールに
切り替わり、アンカーポイントをドラッグすると、ハンドルと言うヒゲが
両方向に等分だけ出てきます。
次々とアンカーポイントをドラッグしてハンドルを出して
形を整えていってください。
一度伸ばしたハンドルを、そこから再度調整する場合は、
Ctrlキーを押しながらハンドルの先を動かせば、
反対側のハンドルも連動して動くのできれいな曲線が維持できます。
アンカーポイントをそのままドラッグすると、
ハンドルの作り直しになりますので注意してくださいね。
アンカーポイントがずれているときは、Ctrlキーを押すと、
押している間だけダイレクト選択ツールになるので、移動できます。
角のあるパスを作る場合は、Ctrlキーを押さずに
そのままハンドルの先を動かせば、反対側のハンドルは動かないので
角のあるパスになります。
最後にパスパレットの「作業用パス」を、下にある丸い点線
「選択範囲としてパスを読み込む」にドラッグして落とせば
今作ったパスが正確に選択範囲になります。
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