Archive for 16 November 2008
16 November
調整レイヤーのマスクの活用
--123F-- ちょっとかしこいフォトショップ・テク「調整レイヤーのマスクの活用」
レベル補正でもトーンカーブでも、調整レイヤーを使うときは
レイヤーのマスクが付いてきます。
調整レイヤーを作ると、レイヤーの右側に表示される白い四角がそうです。
この白い四角の意味は、調整レイヤーが画面全域に効いているよって事。
試しに、この調整レイヤーが選択されている状態で「Ctrl」+「I」と
やってみてください。白い四角が黒い四角に変わって
調整レイヤーで補正した効果が無くなってしまいます。
「Ctrl」+「I」は、階調の反転ですから、
マスクがスヌケになって効果がゼロになったということです。
このように、調整レイヤーのマスクは、白い色をしているときだけ
効き目が現れるようになっています。
では、「D」をクリックしてツールボックスの描画色と背景色を
初期値にしてから、ブラシツールで任意の場所をなぞってみましょう。
ほら、なぞった場所だけ調整レイヤーの効果が現れてきました。
ブラシの不透明度を調整しておくと、あぶり出しみたいですね。
調整レイヤーのマスクは、白部分にだけに効果があるのです。
そして、マスクの黒〜白の階調が効き目の度合いになるのです。
さてここで、ブラシで塗りすぎてしまったときは・・・
消しゴムツールに切り替えて消せばいいって事にも気づきますね。
でももっと使いやすいのは、「X」キーを押すことです。
「X」キーは描画色と背景色を入れ替えることです。
つまり、白と黒のブラシを持ち替えるという意味です。
「X」キーを押すたびに、マスクに穴を開けたり塞いだりするブラシを
持ち替えているということなのです。
ツールを変えなければ、ツールの不透明度もサイズも硬さも同じなので、
瞬時に同じ特徴の塗りと消しを持ち直せるって事ですね。
ということは、消しゴムツールも同じように使えるって事ですから
これで二種類の特性をもつ筆を使い分けることもできるって事です。
不透明度、サイズ、硬さをそれぞれ定義したブラシと消しゴムを
「B」キーと「E」キーで使い分け、「X」キーで塗ったり消したり
しながら作業を進めていくのがいつもの作業です。