Archive for February 2009
24 February
キヤノン EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
--126F-- 特集ルーム「キヤノン EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM」
さて今回は、レンズレポート第2回目になるのかな、
いちばん身近なセットレンズのレポートです。
ひと世代前の、キヤノン40Dが発売されたときに付いてきたレンズです。
発売当初はボディのみの入荷が遅かったのでレンズセットでいいやって
軽い気持ちで取り寄せたものです。
5D系にも1D系にも使えない、用途の限られたレンズですね。
フルサイズ機では使えないので、このあたりのスナップ用のカメラにしか
付かないのが何とも残念なレンズです。
でも価格を考えれば、仕方の無い事だと思います。
さて肝心な描写能力ですが、いつものように主観で言ってしまえば
中望遠系のスナップ用に最適なレンズだと思いました。
シャープさは標準〜望遠側でかなり良く、ISの助けも合って
使いやすいレンズです。
広角側では、中心あたりでしかピントがシャープにならず、
周辺のピントはひどいもので、集合写真用には完全に無理ですね。
広角側の歪も大きく現れ、建築等にも不向きで
色収差もひどく、周辺では画像が色違いにダブってしまうほど。
じつは、購入後テスト撮影をしてすぐに異変に気づき、
不良品ではないかとサービスへ問い合わせたところ、
どうもこれで普通なような話で、返品を受けてもらえなかったのです。
せめてもう少しでも何とかならないのかと調整してもらってから
ピントはだいぶ良くなりましたが、色収差は相変わらずひどい。
望遠側はカッチリ来るのに残念です。
実用では、望遠側よりも広角側のシャープさが必要なんですがね。
レンズが暗いので、用途もかなり狭くなります。
軽い事、ズーム比率が適度にあること、手振れ補正があること、
そこそこシャープな画像が撮れること等、これらの長所を生かして
日常スナップには最適なレンズだと思います。
さすが、セットになっているだけの事があるレンズですね。
そうそう、1年くらい使っていると、
ズームがスカスカのカクカクになるよ。
21 February
色立体を作ろう! part4 "色相"
--126F-- 入力の知恵・画像の知識「色立体を作ろう! part4 "色相"」
今月は色相(Hue)についてやってみましょうか。
色相とは、ぶっちゃけ何色なのかという事です。
色立体の完成イメージをご覧下さい。
この色立体を上から見ると、ぐるりと360度の環になっています。
その中のある角度の色のことを「色相」と言います。
環になっていますので、ぐるりとつながっています。
具体的にいうと、
赤〜黄赤〜黄色〜黄緑〜緑〜青緑〜青〜青紫〜紫〜赤紫〜赤〜・・・
このように振り出しに戻ってくるのです。
そしてマンセルの色立体では、1週360度あるこの色の移り変わりを
5つの主要色(赤、黄、緑、青、紫)とそれぞれの反対の位置にある
補色(青緑、青紫、赤紫、黄赤、黄緑)の色相を加えて
36度ずつの10色の色相を基準としています。
さらにこの10の色相をそれぞれ10分割して、100色相まで分けています。
色相の表示は、1R、2R、3R......のように「数字+記号」で表しますが
主に用いられるのは、なぜか2.5、5、7.5、10の4つの番号です。
不思議ですね。
今回作っている色立体に用いられている番号は5ですので、
5R(赤)・5YR(黄赤)・5Y(黄色)・5GY(黄緑)・5G(緑)・
5BG(青緑)・5B(青)・5PB(青紫)・5P(紫)・5RP(赤紫)
で構成するマンセルの色立体を作っていることになります。
色相・彩度・明度の3要素を表したマンセルの色立体
今月のデータは、色相108度〜144度のパーツです。
今回勉強した項目で言うと、「5G・5GY」の色相パーツですね。
公開期間はそれぞれ約1ヶ月間(2009年2月末で終了しました)
画像を保存してA4サイズにプリントしてください。
真ん中から内側に2つ折りすれば、見開き分は完成です。
全部で10枚になりますので、少しずつ作っていきましょう。
18 February
ベクトルマスク入門
--126F-- ちょっとかしこいフォトショップ・テク「ベクトルマスク入門」
写真を一枚の用紙に並べてレイアウトする場合に便利なのが
レイヤーを使ったマスクの機能です。
今回はブラシなどで描くのではなく、線で区切るベクトルマスクについて
入門編として初歩的なことをやってみましょう。
画像を開き、何かレイヤーを作ってください。
真っ白な新規画像の上に写真画像をドロップしてもいいですね。
長方形ツールを選択し、オプションで真ん中の「パス」を選びます。
窓にしたい位置でそのまま長方形を描きます。
長方形ができたらキーボードの「P」を押してペンツールに切り替えます。
上のオプションか、ツールからペンツールに切り替えても同じです。
画像を右クリックして出てきた項目の中から「ベクトルマスクを作成」
を選ぶと、周囲が透明になり、ベクトルマスクの完成です。
移動ツールで全体を移動できることはもちろん、
レイヤーのリンクマークをはずせば、中の画像だけを動かすことができます。
そして矢印の形をしたパスコンポーネント選択ツールにすると、
マスクの枠だけが移動できます。
でも、ここまでのことならビットマップ画像としてマスクしている
「レイヤーマスク」でもできますよね。
ベクトルマスクでは、この窓をベクトルとしてマスクしているので
この大きさや形を輪郭の劣化なしに変更できます。
パス選択ツールに切り替えて、ベクトルマスクの境界をクリックすると
パスのようにポイントが四角く現れます。
線をつまんで移動させれば、縦横のサイズが変えられますし、
ポイントを移動すれば長方形を変形させて形を変えることもできます。
さらに、アンカーポイントの切り替えツールでポイントをひっぱれば
曲線にすることもできます。
もう、昔にやったパスと同じ扱いですね。
いろいろな形にして遊んでみてくださいね。続きは来月に。
11 February
かな入力って変?」
--126F-- 思いつきのショートコラム「かな入力って変?」
あちこちの会場でフォトショップ講習をやっていると、
いろんな備え付けのパソコンを触ることになります。
まぁ、フォトショップ講習なので、職業訓練の場であったり、
企業であったりと一般的な会場は少ないのですが
設備としておいてあるパソコンはすべてローマ字入力になっています。
昔のMZのころは日本語なんて無かったので、日本語入力とかかわり始めたのは
パソコンではなく、ワードプロセッサーだった。
そのワープロには「カナ」・「ローマ字」とスライドスイッチで
切り替えるようになっていた。
当然、僕は日本語を打つので「カナ」にして打っていました。
ローマ字=日本語と同じ幅の英文字なんだろうと思い込んでいたのです。
その流れで、KT6.0.7やKT7.1のセントリスやクアドラも、
次のKT7.5のPM7500でも、MacOS8〜9.2になっても、G4でも、
はたまたDOSshellでもWin95〜XPに至るまで、かな入力のまま。
主にフォトショップの文字入れの時とか、保存の時しか使わなかったので
気にもしていなかったけど、今になっては文字いっぱい打つなぁ。
テキストエティターやワードで大量の文字をカタカタと打つときも、
右手にマウス握ったまま、左手だけでかな入力してる姿って少数派ですか?
時々数字だけはテンキーを右手使うけどね。
と、ここで読者アンケートをとってみました。
アンケートは、1ヶ月で747名ものご協力が頂けました。
ご協力ありがとうございます。
では、入力方式に関する読者アンケートの結果です。
・両手でローマ字入力・・・・411名
・片手でローマ字入力・・・・ 87名
・両手でかな入力です・・・・ 87名
・片手でかな入力です・・・・ 52名
・両方を使い分け・・・・・・ 58名
・その他です・・・・・・・・ 61名
そうそう、親指シフトって方も多くご意見いただきました。
ローマ字入力が圧倒的な多数ですね。しかも両手で使えるなんて
とってもうらやましいです。みんな相当速そうですね・・・
05 February
ネットショッピング
--126F-- いいもの紹介「ネットショッピング」
最近はじめたネットショッピング、そうなんです、やっとなんです。
なんか相手が見えないし、物が手にとって見れないしね。
仕事で必要なこと意外はあまり使ったことが無かったので、
ぼくはそんなにインターネットを使うことが得意ではありませんでした。
使う側ではなく、作る側だったんです。
でも実際にネットショッピングをしてみると、便利ですね。
買い物の移動時間もかからず、探す時間も短くてすむ。
おまけに、ショップへ行くよりも安かったり。
ネットショッピングだけになってしまうと、お店での会話とか
道中でのひらめきのヒントなど、情報が少なくなって偏ってしまい
問題も出てくるけど、定番の商品だけならササッと入手したいものです。
先日も娘が受験生なのにキティの着ぐるみなんか欲しいって一日中お店を
探し回って見つからないからと言うので、ネットで検索してみると
いっぱいヒットするんですよ。早速注文ですよ。
でも、持って帰れるお店と違って、買ってもすぐに手元に無いと言う
この到着を待つイライラがどうしても馴染めないんです・・・