Archive for April 2009
14 April
シェイプを作ろう
--128F-- フォトショップルーム「シェイプを作ろう」
フォトショップには、いろんなものを保存しておける機能が備わっています。
たとえばレベル補正やトーンカーブの補正値はファイルとして保存できます。
選択範囲は、アルファーチャンネルに保存ができます。
同じように、ブラシの形やシェイプの形も登録して保存ができます。
前回でペンツールとシェイプの関係が理解できたら、こんどは
ペンツールで作った自作の形をシェイプに保存して活用しましょう。
オリジナルのシェイプの形を作成するには、パスから変換するのが簡単です。
前回の解説を参考にして、長方形ツールや角丸長方形ツール、
楕円形ツールなどを使って元になる形をパスで描いてから
アンカーポイントの切り替えツールやパスの選択ツールを使って変形させて
好きな形を描いていくのもいいし、
カスタムシェイプツールで目的に近い形のシェイプを選んで
そのシェイプでパスを作ってから、アンカーポイントの切り替えツールや
パスの選択ツールを使って細かな調整を加えていくのもいいですね。
まったく新しいものを作る場合は、はじめからペンツールを使って
パスを作成していきます。
パスで作るのが大変なら、新規レイヤーにブラシで作りたい形を描いて、
そのレイヤーを「Ctrl」キーを押しながらクリックすると
選択範囲が作成されます。
パスパレットの下にある「選択範囲から作業用パスを作成」を
クリックすると作業用パスを作ることができます。
さて、パスができたら
パスの選択ツールもしくはペンツールの類のツールをつかって
そのパスを右クリックします。
いくつか出てくる中の「カスタムシェイプを定義...」を選ぶと
シェイプ名を付けるダイアログが出てきます。
ここでわかりやすい名前をつけてOKすると、シェイプに登録されます。
このシェイプは、カスタムシェイプツールを選ぶと出てくる
「シェイプ:」からいつでも呼び出すことができるので
よく使う形はここへ保存しておくと便利です。
11 April
色立体を作ろう! part6 "色相差の関係"
--128F-- 入力の知恵・画像の知識「色立体を作ろう! part6 "色相差の関係"」
前回では、ある色のちょうど反対側の色を「補色」と言いましたね。
色相はぐるりと360度の環になっています。
ちょうど反対側の色が「補色」なら、それ以外の関係は何があるのかが
今回のテーマです。
色相の角度の関係・・・色相差の関係です。
○同一色相による調和(色相が一致していて、トーン差だけの関係)
○隣接色相による調和(同一色相の範囲内どうしのような色相の関係)
○類似色相による調和(RとYRのような類似する色相の関係)
○中差色相による配色(RとY〜GYぐらいのような角度の関係)
○対照色相による調和(RとGのような補色にならない対照角度の関係)
○隣接補色色相による配色(補色色相の範囲内の色相の関係)
○補色色相による配色(RとBGのような補色になる色相の関係)
ここでちょっと気づいてほしい部分は、言葉の言い回しです。
「調和」と表現しているものと、単なる「配色」としているものが
あることにお気づきですか?
調和と表現した関係の色相どうしは、仕事ではよく使う配色で、
勝手な解釈ですが、隣り合わせていてもきもちがいい関係の色です。
今回は、色相の部分だけにしか触れていませんが、
この調和って事を少しだけ頭の隅に置いておくと
写真を撮る技術を一段とステップアップさせることが出来ます。
写真の被写体の組み合わせや、衣装、小物をいっしょに写し込むときに
迷わずにフレーミングできたり、背景との関係で構図がスッと決めれたり、
このあたりが何かひとつのミソのような気がしませんか?
色立体をちょくちょく手にとってながめる癖をつけると、
自然と色相の関係が浮かんでくるので、撮影時にも大変役に立つのです。
色相・彩度・明度の3要素を表したマンセルの色立体
今月のデータは色相180度〜216度の「5B・5BG」の色相パーツです。
公開期間はそれぞれ約1ヶ月間(2009年4月末で締め切りました)
画像を保存してA4サイズにプリントし、
真ん中から内側に2つ折りすれば、見開き分が完成です。
_______________________________________________関連書籍紹介__________
「やさしいマンセル色彩学」
―― 世界に通用するJISの色体系 (日本色彩文化新書)佐藤 邦夫 ――
08 April
ピントの癖
128F ---特集ルーム「ピントの癖」
ピントに癖があるの?...と思うかもしれませんが、
ピントの合っていない写真って、ほんと多いんですよ。
ピントについての脱線話は、
旧館63F特集ルームhttp://www.chitanet.or.jp/users/tok/63/tk.htm
で取り上げてますが、今回はピント調整についてです。
今やオートフォーカス時代なので、
ピントを合わせるのは機械の仕事だという方もいると思いますが、
一眼レフのように「コツ」の要るカメラだと
完全にカメラ任せでは納得のいく写真は写ってはくれません。
では、どのようにしてピントを合わせるのかと言うと、
まずはカメラとレンズの癖を知ることから始まります。
レンズ単体の癖としては、ピントの精度と周辺の具合、
そして組み合わせによるピントの合う位置の前ピン後ピンの癖です。
デジタルカメラの解像度がどんどん上昇している今の時代では、
レンズの基本性能と言うか、かなりの解像力がなければ
高解像度カメラの意味が薄れてしまいます。
ま、それは機械の性能なので、買った後ではなんともならないのですが、
ピントの位置は設定で直るカメラもあります。
全体を通して前ピン後ピンになる場合は、
カメラの機能としてAFマイクロアジャストメントという機能があれば
それを使って調整することができます。
無ければ、サービスステーション行きです。
ただし、調整には複雑な条件出しが必要です。
レンズのズーム位置や被写体までの距離でも変わってきます。
カメラ側ではAFセンサーの使い方ひとつで変わってきてしまいます。
具体的にいうと、中央一点を選択している場合と
AFセンサーを自動選択している場合ではフォーカス検出の具合も変わります。
使い方にもコツがあると言うことなので、
具体例をあげながら次回に「ピントの合わせ方」を解説したいと思います。
なんだそれっ、て、笑わないでくださいね。
05 April
希望の春
--128F-- 思いつきのショートコラム「希望の春」
よし、花見に行くぞ!
と言っても、かみさんも子供も、花粉症で付き合ってくれない。
そうか、花粉症の人にとっては、花見は辛いだけなんだ...
すばらしい季節を肌で感じられる、いちばんいいイベントなのに。
あらためて、なぜ桜の花を見に行くのか考えてみた。
少し暖かくなってくる時期だからなのか、花がきれいだからなのか、
写真が撮りたくなるからなのか、ゆっくりしたいからなのか、
桜の花は時期が短いのでめずらしいからなのか、春だからなのか、
年度の切り替わりだからなのか、みんなが来るからなのか、
心がはずむからなのか、気持ちが明るくなる時期だからなのか、
気持ちを一新するきっかけなのか、呑みたいだけなのか。
みんな当てはまっているんだよな。
外遊びの始まりなんだ。
花見をして夜桜で一杯、バーベキューの計画でも立てながら飲む。
バーベキューでは夏のキャンプの話になり、そんな感じで
一年が始まっていく。
さ、みんなおいで。血沸き肉踊る花見へ、GoGoGo!
04 April
A-DATA microSD Trio
--128F-- 情報ルーム「A-DATA microSD Trio」
(USB端子付きのSDカード型アダプタがセットになっているマイクロSD)
ここ最近、データを受け渡すようなシチュエーションが多くなり
携帯電話にmicroSD+USBアダプタをぶら下げていたのですが、
ひとつじゃ足らない事が増えてきました。
これ、預けておくから入れといてね。という状況です。
いくつも持てばいいのですが、USBアダプタをじゃらじゃら持ち歩くのも
スマートではありませんね。
何かいいものはと探していたら見つけました。
microSDのSDアダプタにUSBがついているもの。
これならSDカード入れにいくつも収まって、カードリーダーが無くても
USBで転送が出来る。しかも中身はmicroSD。
A-DATA の microSD Trio は、SDフラッシュメモリカード、USBドライブ、
および microSDフラッシュメモリカードとしての役割を果たす
3-in-1 マルチ機能デバイスです。だそうです。
一部の種類では角がひっかかって壊れるという不具合があるようですが、
溝をつけ角が壊れないようにした白いタイプの物をみつけたので、
思わずいくつか仕入れてしまいました。
欲しいい人は、お店に来てもらえればすぐにあるのですが・・・
1GB Trio 3 in 1 SD/USB アダプター付属 MCSD1GB/Trio
8GB Trio 3 in 1 SD/USB アダプター付属 MCSDHC8GB/Trio/Class6
・・・角が壊れない白いタイプは、通販ではすでに品切れしてますね。
角が引っかかりやすいタイプはまだあるようです。
価格がすごくばらついていますね。