Archive for April 2012
23 April
見た目が重要
---164F--- 特集ルーム「見た目が重要」
物が見えるという状況にするためには、光が必要ですね。
でもその光は、明るさも色もそれぞれに違っていて、
光を強く当てれば明るく、白っぽくなります。
色も、黄色い光を当てれば黄色っぽく見えますし、
赤い光を当てれば、夕焼けのように周りの物体も赤っぽくなります。
人間の目はこの辺りがかなりいい加減というか、自動補正になっていて、
白熱電球の光に慣れてくると、最初見たときの黄色っぽい視界が
だんだんと黄色さが気にならなくなってきて、普通に思えるようになります。
白い紙に黄色い光が当たって、始めは黄色く見えていたはずなのに、
白い紙なんだから、これが白なんだと今までの経験により
思い込みにより、白く見えてくる仕掛けのようです。
実際には色かぶりして黄色なのにもかかわらず、白く見えてきます。
脳が補正をかけているんでしょうね。
この動作を機械が再現する機能が、オートホワイトバランスです。
画面内のいちばん明るい部分を白だと決め付けて
自動的に色のバランスを補正してくれるのです。
ですから、画面内に白が存在する場合は、比較的正確に補正されて
オートでもきれいな画像が得られます。
見たとおりに写すには、計測した数値よりも、
見た目が大事だって事です。目視がいちばんリアルです。
計測値は絶対的には正しいのかもしれませんが...
19 April
画角と焦点距離
--164F-- 入力の知恵・画像の知識見え方や写り方のしくみ part32
「画角と焦点距離」
レンズの焦点距離が短くなると広角レンズになり、画角が広がる...
画角と焦点距離は、同じような関連を持つ意味で用いられますが、
実は別物なのです。
焦点距離が長いのに画角が広いというレンズもあります。
それは、イメージサークルの大きな、高価なレンズです。
サイズの大きな受光素子にも使えるって事です。
この使える受光素子のサイズが同じイメージサークルの場合に限り、
焦点距離を長くすると画角が狭くなり、焦点距離を短くすると
画角が広くなって広角レンズになります。
焦点距離が同じ場合は、イメージサークルが大きくなるほど広角で
狭くなるほど望遠になりますね。
デジタル一眼でも、廉価モデルのカメラは、受光素子が小さく
フルサイズ機と比べて、焦点距離が1.6倍とか1.5倍換算になるのが
そういった理由なのです。
イメージサークルがフルサイズ機よりも小さくてもいいので、
レンズも安価に作ることも出来ます。
焦点距離・受光面積(イメージサークル)・画角
この関係を、しっかりとおさえておきましょう。
15 April
右クリックの活用
--164F-- フォトショップルーム「右クリックの活用」
フォトショップの画面では、いろいろな部分で右クリックが使えます。
いちばん多用するものは、画像のタイトルバーを右クリックです。
試しに、画像のタイトルバーの部分を右クリックしてみましょう。
ぼくがよく使うのは、画像解像度と用紙設定です。
ここから解像度を変更できるので、とっても便利。
用紙設定からは、スパッとプリンターが切り替えられますね。
画面の中心を知りたい時は、画像の左と上に出ている定規を右クリック。
「cm」と「%」を瞬時に切り替えることが出来るので
%表示にして50%の位置にガイドを引いて、またスパッとcmに切り替え。
アクションを組む時も、%に切り替えて記録すれば、
原画のサイズに依存しない相対的な移動量を記録することが出来ます。
ぼくはあまり使いませんが、画像の画面を右クリックすると、
選択したツールに見合ったそのツールに「できること」が表示されます。
その中からやりたいことを選んで実行するって方法もあります。
あと、レイヤーパレットはよく使いますので、
このレイヤーパレットのレイヤーアイコンを右クリックして
レイヤー効果をパッと出すのはよく使っています。
いろんなところを右クリックしてみると面白いですよ。
09 April
采配の実技試験
--164F-- 思いつきのショートコラム「采配の実技試験」
新年度が始まって、しばらくはバタバタの時期になります。
学校関係の撮影も日時が重なってしまうので、外部からカメラマンを
大勢呼んで手伝ってもらう日もあります。
小学校の入学式の日なんか、10人ぐらい手伝ってもらいますから....
学校の撮影では、入学式が終わると、学級写真や個人写真が始まり、
急いで仕上げて修学旅行や運動会の時期に突入です。
スタジオでも、入学、入園の記念写真を撮影するので、
それらの修整や編集、プリントをしなくてはいけません。
他人の手を借りなければ過ごせない、いちばん気が重い4月なのです。
あ、でも、祭りがあるので、気分はかなりハイになっています。
今年は4月末に繰り上がって、余計に忙しさが増しています。
メリハリも大事ですが、今年は集中しすぎてしまって
未知の世界に突入してしまっているので、体力的にイチかバチかです。
さあ、4月を乗り切れるかどうかの、采配の実技試験ですね。
04 April
ホテルのシャワーキャップ
--164F-- 情報ルーム「ホテルのシャワーキャップ」
旅行に行くと、ホテルのバスルームにおいてある、
歯ブラシやクシなど一緒に、綿棒やシャワーキャップがあります。
ちょっと昔は手もつけなかった綿棒とシャワーキャップ。
これらが雨の日にとっても助かるアイテムだったのに気づきました。
綿棒は、出張先で仕事が終わり、ホテルでマッタリとビールを飲みながら
カメラの掃除をするのに使わせてもらっています。
で、今回発見したのがシャワーキャップの使い道です。
透明のビニール袋の口にゴムがついているものです。
カメラをすっぽり包んで、レンズフードの付け根にゴムがくるので、
カメラのレインコートにピッタリなのです。
雨が強いなぁ...と言うときも、カメラにシャワーキャップをかぶせて
安心して撮影に出発できます。
偶然見つけた使い道、なかなかの物でした。