Archive for January 2013
23 January
写真は堂々と撮れ
---170F--- 特集ルーム「写真は堂々と撮れ」
ここ最近、カメラ付き携帯からスマートフォンへと便利なものが増え、
コンパクトカメラを持ち歩いていた頃よりも、どこでも簡単にスナップ写真が
撮れるようになってきました。
一般の方々でも、写真を撮る機会は増えているのではないでしょうか。
そんな誰でもカメラマン時代になり、
撮影スタイルも少し変わってきたような気がします。
記念に残しておく写真が主だった頃は、いい写真をきっちりと撮りたい
そんな動機でした。
いや、今でもこの記念にきっちり残しておく写真は前と変わらず
動機となっているのですが、新しいスタイルの写真も定着してきました。
それが、ソーシャルのための写真です。
きっちり写真ではなく、なう写真...ちょつと表現が古いですね(笑)
自分の状況を見せるためのスナップ写真です。
今ここにいるよとか、こんなものを作りましたとか、これいいなぁなど。
それはコミュニケーションの道具として、とても良い使われ方が増えたと
思うのですが、嫌な撮影も目に付くようになってきました。
コソコソと撮影するの、これは止めて欲しいなぁ。
プライバシーがどうのこうのと騒ぎ立てるようになるにつれ、
撮影もしにくくなって、コソコソと撮る姿が目に付くようになった。
でもこれ、逆でしょう!
スナップ写真でプライバシーを気にする人って、
世間的に何かやましい事でもしているのかどうなのか知らないけど、
写真を撮る時に一声かければ、やましい人はフレームから消えてくれるもの。
ぼくらみたいな仕事で頼まれて撮っていると、写っていない人がいると
問題になってしまうので、ちょっと強引にでも入ってもらいますが、
遊びの写真なら、嫌な人は抜けてもかまいませんよね。
相手のある写真は、ひと声かけて堂々と撮影するのがいいですね。
16 January
明度対比と彩度対比
--170F-- 入力の知恵・画像の知識見え方や写り方のしくみ part38
「明度対比と彩度対比」
明度対比とは、同じ明るさのある色の明度が、
その色のまわりにある他の濃度の違う色の影響を受けて、
元々の明るさよりも明るく見えたり、暗く見えたりする現象をいいます。
例えば、http://www.pst.jp/tok/img/ds192_01.jpg の画像で、
Aの中にある灰色(RGBそれぞれ128)とBの中にある灰色を見比べてみると、
Aの灰色が少し濃い目で、Bの灰色は少し明るく見えませんか?
Aの灰色より背景のほうが明度が高い場合、中の灰色がすこし暗く見えます。
Bの灰色より背景のほうが明度が低い場合は、中の灰色が少し明るく見えます。
これが明度対比です。
この現象は明るさの明度だけではなく、色の鮮やかさでも起こります。
それが彩度対比です。
http://www.pst.jp/tok/img/ds192_02.jpg をご覧下さい。
真ん中の緑の四角はABどちらも「R32.G121.B55」です。
ある同じ彩度の物の背景に、その色より彩度の高い色をおくと、
同じ彩度の物は本来の彩度より低く見えます。(A)
逆に、同じ彩度の物よりも彩度の低い色を背景におくと、
同じ彩度の物は本来の彩度より高く見え、鮮やかさが増して見えます。(B)
このように周りの色に影響され、
彩度が高くなったり低くなったりする事を、彩度対比というのです。
結局、画像は数字上の数値が絶対だと言う訳ではないのです。
13 January
入力デバイスについて
--170F-- フォトショップルーム「入力デバイスについて」
今回はマウスやタブレット、トラックボール等の、
パソコンの入力デバイスに関する話題です。
普段パソコンの操作をしている時はキーボードとマウスを主に使っています。
ですから、マウス操作に慣れていて、フォトショップの作業でも
レタッチをするとき以外はほとんどキーボードとマウスを使っています。
キーボードで各種のショートカットを使いながら、マウスで操作していくのが
自然と手になじんでいるのです。
しかし、レタッチ作業となると話は別です。
例えば、消しゴムツールを使って輪郭を消し込んで描いていく時や、
覆い焼き、焼き込みツールを使って部分的な濃度調整をするときなどは
加減のしやすいタブレットが使いやすい。
逆にパスのアンカーポイントを置いていく時など、
正確な位置を求められる時はマウスやトラックボールが使いやすい。
特にトラックボールについては、使い方で便利さが真逆なほど違ってくるので
使い込むほど作業が正確で素早く出来るようになる魔法の道具です。
コツは、マウス動作をかなり遅い設定にして正確性を重視します。
トラックボールを普通に転がしても
カーソルが少ししか動かないようにしておくのです。
そして、親指でクリックするのではなく、左手でクリックをするのです。
両手を使って操作すると、とても正確な操作が簡単に出来てしまいます。
ショートカットは、前にご紹介したことのあるペダルを使うと
さらに作業効率がよくなります。
トラックボール、タブレット、ペダルの組み合わせが
素早く正確な作業にいいかな、と思っています。
トラックボールを使うためにマウス動作を最低速にしているので、
マウスは出来る限りカウントの大きなものが合わせやすいですね。
ケンジントンExpertMouse
(サンコー USB足踏みスイッチ)
08 January
初心者向けは難しいです
--170F-- 思いつきのショートコラム「初心者向けは難しいです」
ものを書くって言うのは、ある程度まとまった時間が必要ですね。
まず、どんな内容にするのか。そこから悩んでしまいます。
ちょうどいい分量で説明できて、あまりありふれていないもの...
そして、どんな人に対して読んでもらうのか。
実は秋頃から、まぐまぐさんからの依頼で「初心者からできるカメラテク」
と言うカフェまぐのコーナーの執筆をさせていただいているのですが、
http://mag2.smarttech.co.jp/mag2_backnumber/user/backdetail/top/cafe/3658/
初心者向けと言うことで、編集担当の方からいろんなアドバイスを頂き、
とても勉強になっているのです。
言葉ひとつがとても大切で、初心者にとってわからないものは何なのか、
この用語はわからないので説明が必要だとか。
専門用語の範囲を勝手に解釈していました。
一般的だと思っていた用語が使えないって、こんなに苦しいとは...(悩)
05 January
キヤノン EOS 7D
--170F-- 情報ルーム「キヤノン EOS 7D」
もうじき新機種が出るのではと言われるほど今更なのですが、
キヤノン EOS 7D が事のほか快適で、あらためていいなぁと思うのです。
出始めの頃は、ファインダースクリーンの交換も出来ないような
こんなカメラ使い道が無いと思って、5D系や40D、50Dを揃えていたのですが、
夏頃にカメラの台数が足らなくなってもう一台何かないかと
スナップ用のカメラを探してみたけど何も無い。
60Dで業務用途は無理だし、5D系のレスポンスはスナップにはつらい。
で、しぶしぶ値のこなれた7Dを購入。
画質はハーフサイズなりの、もやっとしたしまりのない画像ですが、
キャビネ判程度までなら苦にならないので、スナップとしては十分。
でもそんな事より、AF〜シャッターの心地よさかいい。
体育大会や運動会でも快適にAFが動作して、確実に仕留めるシャッター。
もっさり5D2の出番は、集合写真しかなくなったようです。(笑)
EOS 7D ボディ
EOS 7D EF-S18-200ISレンズキット