Complete text -- "飾りじゃないのよレンズフードは"
22 December
飾りじゃないのよレンズフードは
---160F--- 特集ルーム「飾りじゃないのよレンズフードは」
今年も、運動会や修学旅行の撮影にあちこち出かけていきましたが、
気になっている事があるのです。
それは、レンズフードをきっちり使っている人が少ないって事。
カメラがフィルム時代から、デジタルカメラになって、
より気をつけなくちゃいけないのが、ハレーションです。
もちろん、フィルムカメラでも必要なものですが、
デジタルカメラの受光素子がフィルムの膜面よりも反射しやすいので
直射光がレンズ内に入ってこないよう、より気を使わなくてはいけません。
よく見かける風景は、レンズフードすら無い、むき出しレンズのまま
運動会の撮影をしている姿。
あと、レンズフードは付いてはいるものの、逆向きに付けた、収納状態のまま
撮影している、ただの邪魔な飾りになっている姿。
レンズフードは何のためにあるのか...
直射光がレンズ内に入ってきて内面反射を起こしてしまうのを多少防ぎます。
不意にレンズに触ってしまう事故を防ぎます。
小雨が降っているときは、レンズに雨粒が付着するのを防ぎます。
レンズをぶつけたりこすったりしてしまう事を、防ぎます。
でも、いい事ばかりではなく、前玉に付いているレンズフードは、
レンズの可動部に負荷をかけてガタが出やすくなります。
ハレーションを防ぐのが主な目的ですが、レンズフードをつけていれば
安心かと言うと、一概にそうとはいえません。
単焦点の望遠レンズなら、レンズフードはかなり効果を発揮しますが、
ズームレンズとなると、かなり効果が薄いものが多くなります。
ほんと、ただの飾りじゃないか、と言うぐらいのものとか。
そんなレンズフードでも、無いよりは全然いいので
すべてのレンズに、レンズフードを正しくつけて
直射光に気を使いながら撮影することをお勧めします。
手のひらや厚紙で遮光してやれば、なおクリアーな写真になるでしょう。
Comments
コメントがありません
Add Comments
トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)