Complete text -- "室内でのスナップが黄色くなる事があるわけ"
19 February
室内でのスナップが黄色くなる事があるわけ
--138F-- 入力の知恵・画像の知識見え方や写り方のしくみ part6
「室内でのスナップが黄色くなる事があるわけ」
最近になって、写真が時々黄色い色に写る事はありませんか?
ネガフィルムで写していた時には気にならなかったけど
デジタルカメラにしてから色が悪くなったとか...
その理由のひとつとして、ラチチュードの狭さがあります。
最も明るい部分から最も暗い部分までの写せる範囲が
デジタルカメラはネガフィルムよりも狭いのです。
ですから黄色く写ってしまった色を補正するにも限度があるのです。
そのため、デジタルカメラにはホワイトバランスを調整する機能が
備わっています。
黄色く写るのは、その場の色温度が低いため。
ステージやホール、結婚式の披露宴会場、シャンデリアのあるロビーなど
オートでは補正しきれないほどの黄色い電球色の場合は、
ホワイトバランスの設定をタングステン(電球)色にセットする事で
より自然な色味で写す事ができるのです。
また、昔はストロボをガツンと効かせて強制的に発色させていたのですが、
最近のデジタルカメラは感度が良くなった事もあり、
光ったとしても弱く、補助光程度にしか光らなかったりで
絵的な自然さはあっても色がおかしな傾向があります。
そこでまた問題になってくるのがストロボの色温度です。
通常のストロボは、6000度ケルビンほどの青白い光を出すので、
近くが青く遠くが黄色くなるのです。
その対処法として、披露宴会場のスナップカメラマンや大相撲のプレスの
人たちがやっているストロボにLBフィルターを貼る手段です。
アンバー系のゼラチンフィルターでLBA-12ぐらいをストロボの発光面に貼り、
カメラのホワイトバランス設定を電球マークか、2800〜3500ぐらいにします。
この色温度は、会場の電球の調光具合で変わってきますので
現場で調整しながら撮影してくださいね。
調光で光量を下げるほど色温度も下がりますから。
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