Complete text -- "雪明りとレフ板"
18 February
雪明りとレフ板
--150F-- 入力の知恵・画像の知識見え方や写り方のしくみ part18
「雪明りとレフ板」
先日の大雪の日、知多半島でも雪が積もりました。
昼間から降り続いた雪が、夜まで降り続き、あたり一面が真っ白に。
ぼくの住む町がこんなに雪で覆われるなんて、何年かに一度ぐらいです。
翌日の現実的な大変さよりも、
なんだかよくわからない「わくわく感」ばかりで、
そわそわして落ち着かないので、窓辺に椅子とテーブルを設置して
外の雪を眺めながら飲み始めることにしました...。
雪が激しく降っているときは気づきませんでしたが、
一時的に雪が止むと、辺り一面が明るく浮かび上がり、
真っ白な世界が広がっていました。
ちょうど昔見た、スキー場のロッジから見たゲレンデの明るさのような。
全てが白くなってしまえば細部まで明るく確認できる。
街灯の明かりが、普段は届かないところまで注がれて、
いつもとは違った世界を見ることが出来るんです。
これが、雪景色のわくわく感なのかもしれません。
これはちょうど、レフ板でおおわれた白い世界の撮影のように
そんなシチュエーションを感じさせる、特殊な景色でした。
雪景色の光の廻り方は、真っ白なホリゾントに白い被写体を配置して
あたり一面をレフ板で被ったような、指向性の無い特殊な世界。
そこにはライティングだとか、物質の色だとか、かなりのものを
そぎ落とした「かたち」だけで作られたものがありました。
レフ板の使い方と主光線の作り方について、考えさせられた夜でした。
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