Complete text -- "透過光と反射光"
16 March
透過光と反射光
--163F-- 入力の知恵・画像の知識見え方や写り方のしくみ part31
「透過光と反射光」
光が当たっていないと真っ暗で何も見えませんよね。
物が見えるようになるには、光が必要です。
多くの場合、物に光が当たって、反射してくるものを見ています。
なので、光の当て方によって見え方が大きく変わり、
光を変えれば見え方も変わります。
例えば、光の色を変えると、物の色も変わって見えます。
手前から光を当てると、まんべんなく物が見えますし、
横から光を当てると、凹凸がよく見えます。
これらの事は、光が物に当たって反射して目に届く「反射光」です。
色が見えると言うのは、特定の周波数の光だけを吸収するので
残った色が目に届いて色が付いて見えるわけです。
面質が平滑になると、光束が直接反射して目に届いてしまうので
まぶしく、色が見えにくくなる角度が出来ます。
これらの事とは別に、透かして見える物もあります。
ガラス瓶やお札の透かし等がそうなのですが、それ以外にも
パソコンのモニターディスプレイや、液晶テレビも透過光を見ているのです。
これからの時期、梅や桜の花が咲きますが、
桜の花びらなどは、太陽を背にして撮れば反射光の撮影になり、
太陽に向かってレンズを向けて逆光で撮れば透過光の撮影になります。
それぞれの撮影方法で、印象はガラリと変わります。
普段の撮影でも、透過光と反射光を意識して使い分けると
見え方の違いにずいぶんと気づくことが多くなると思います。
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