Archive for 15 March 2010
15 March
調整レイヤーはいくつでも
--139F-- フォトショップルーム「調整レイヤーはいくつでも」
調整レイヤーにつていは、いままでにも何度となくやってきてはいますが、
その特徴をおさらいしてみると、
・レイヤーパレットから出せる。
・レベル補正、トーンカーブ、色相彩度等、必要なものがそろっている。
・調整レイヤーをダブルクリックして補正値を呼び出して
レイヤーを統合するまでは何度でもやり直すことができる。
・不透明度で全体の効き具合を調整することができる。
・マスク機能を使って効果の範囲を指定したり
部分的な効き具合を調整することができる。
・ブラシを使ってマスクを作ったり消したりできる。
・ブラシは「X」キーを押すたびに描画色と背景色が入れ替わり、
マスクを塗ったり消したりを、瞬時に入れ替える事ができる。
・部分的な調整には「Ctrl+I」でマスク全体を反転すると作業が早い。
ざぁっとこんな事をやってきましたね。
で、これらの調整レイヤーですが、ひとつの画像に対して
いくつも作る事ができます。
レベル補正をかけてトーンカーブをかけ、色相彩度の調整レイヤーを
それぞれ作ることは当然やっていることなのですが、
同じ調整レイヤーを2つ以上作る事もあるのです。
写真を写すときにレンズの前に付ける光学フィルターのようなものですので、
たとえば12番のフィルターに2番を重ねるようなイメージです。
ざっくりと大きく補正した上に、微調整の補正をかけています。
これはフォトショップでも同じように使う事ができます。
大きく補正の必要な場合、調整レイヤーのレベル補正でざっくりと
補正をかけておき、その上にまた同じ調整レイヤーを作って
こちらで微調整するのです。
・調整レイヤーは、微調整用にもうひとつ追加する事ができる。
ザックリと大補正したレベル補正では、ちょっと動かしただけでも
ガバッと補正が動いてしまいますので、微調整用にもうひとつ、です。