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Archive for December 2010

26 December

主役には芸をさせろ

---148F--- 特集ルーム

「主役には芸をさせろ」

なんでもそうなんですが、主役の存在自体に魅力がある場合は少なく、
何らかの芸にひかれるわけなんです。
主役になる被写体が、当たり前の状態で写っているよりも
何らかの変化をつけた状態で写っていたほうが画になるんです。

映画でもドラマでも、主役が画面の向こうでただ立っているだけでは
どんなにすばらしい主役だったとしても、おもしろくありませんよね。

よくある絵葉書写真のような、
たしかにきれいだけどそれだけって言う写真は、この変化がよくある変化で
すでに変化ではなくなってしまったものが多いんです。

紅葉が逆光できれいに見えるとか、夕日がきれいだとか、
ただ主役を写しただけではなく、たしかに光の変化を写しているのですが
見慣れた変化は、すでに変化ではなくなっているのです。

たとえば夕日の写真。先週、散歩しながら撮影した写真ですが、
http://goo.gl/photos/fahkwdf7p4
主役は、ほぼシルエットになった人物で、夕日と波が脇役。
ただ人が立っているだけでは何の芸も無い。
シルエットなだけだと見慣れた変化、片足を上げた動きが芸になる訳です。


そしてもうひとりのシルエットでストーリー性をプラスし、
その位置と夕日の場所関係でバランスをとっています。
あと、右の方で魚が飛び跳ねていますが、それは偶然・・・ですね。
数撮れば、偶然も起こりやすくなるって話もありますが。






12:09:00 | t-tok | |

22 December

環境光の影響

--148F-- 入力の知恵・画像の知識

見え方や写り方のしくみ part16
「環境光の影響」

自ら光を出しているもの以外は、光を当てないと見えません。
物体に光を当てて、その反射光で物の形や色が見えるようになるのです。

でも、直接光が当たってなくても、物の形や色が見えていますね。
室内でも電気をつけなくても昼間は明るくて物が見えます。
これが環境光のあるおかげで、太陽が当たっていない場所でも
その反射を受けた空の青い光や、建物から反射してきた拡散光が混ざり
室内をやわらかい光で明るくしているのです。

このことを具体的な作業としてやっているのがライティングですね。
直射光を遮って面光源とし、レフ板を使ってやわらかい反射光の環境光を
作っています。

写真を撮る上で大事なのがこの環境光で、
全てのベースとなっている写真画像の下地のようなものです。
絵を描くときもそうですよね。
まずイメージのベースになる色を下地に塗りたくるのと同じです。

撮影もイメージする環境光を作るためにライティングを工夫したり
レフ板を操作したり、レフ効果を読んだ位置で撮影したりします。
この作業で調子(トーン)を整えていくのです。






12:08:00 | t-tok | |

18 December

ドロップシャドウ

--148F-- フォトショップルーム

「ドロップシャドウ」

フォトショップには、いろいろなレイヤー効果が用意されています。
その中でもよく利用されているものがドロップシャドウです。
簡単にレイヤーに影をつけることが出来るので、とても重宝します。

そんな事ぐらい知ってるよ、なんて言わずにもう少しお付き合い下さい。

基本操作は、
メニューからレイヤー→レイヤースタイル→ドロップシャドウです。
ここで角度と距離、サイズの数値を変更してドロップシャドウします。

ぼくがやっている方法は、
レイヤーをダブルクリックしてドロップシャドウを選択。
サイズの数値入力部分をダブルクリックしてから、
画面の中をドラックしてドロップシャドウの位置と距離を動かしながら
マウスのスクロールホイールを回してサイズ調整します。

ドロップシャドウを選択すると、カーソルが移動ツールの形になって、
ドロップシャドウをつまんで動かせるのが便利です。






12:06:00 | t-tok | |

14 December

CT-2の修理をしました

--148F-- 思いつきのショートコラム

「CT-2の修理をしました」

よその店から預かったノーリツの店頭受付機CT-2MDの修理をしました。
壊れているCT-2MDを3台預かって、いいとこ取りして1台を完成させる依頼。
それから、DVDの受付もしたいので、USBの口を増やして欲しいと。

1台目の故障箇所は、HDD、CD-RWドライブ、電源ユニット、カードリーダー。
2台目の故障箇所は、HDD、CD-RWドライブ、電源ユニット、タッチパネル。
3台目の故障箇所は、HDD、電源ユニット。

電源が全てダメだったので、ユニットを開けてみる事にした。
ホコリがフェルトのように固まっていたので、コンプレッサーで
圧力をかけて吹き飛ばし、刷毛でお掃除。
電源のファンが回っていなかったので、パーツクリーナーで洗い
シリコンオイルを塗布して組み立て直した。

ハードディスクははずしてチェック機能のある外付けケースに入れ
ベリファイをかけたらピーピー異常を発見。ポイです。
ウルトラATA接続なので、とりあえずリハービッシュしか入手できず。

仮組みして電源を入れ、電源ファンがまわっている事を確認。
CD-RWドライブが開きが悪かったので、新品のDVDコンボドライブに交換。
ドライブ自体がDVDになったので、USB増設は不要になりました。
店頭受付ソフトがVer.9だったので、DVDもOKです。
まずはmemtest86+でメモリーチェック。・・・異常なし。

リカバリかけてドライバ当てて、店頭受付ソフトをインストール。
カードリーダーを認識していないので、別のカードリーダーに変えた。
2日間うちの店で稼動させて問題なしだったので納品。

残りの2台からもう1台を作ったのですが、またの機会に。





12:05:00 | t-tok | |

10 December

一脚

--148F-- 情報ルーム

「一脚」

フィルムの時代からカメラがどう変わってきたか。
一眼レフの分野では、カメラが大きく重くなってきました。
デジタル化で電源の大型化や、高画素に耐えるためのレンズ性能の向上で
カメラもレンズも重くなってまいりました。

そんなカメラを長時間構えていると、かなり疲れます。
歳のせいとかじゃなく、本当に昔のカメラより重くなってるんですよ。
卒業アルバムの顔写真撮っていても、一脚を忘れてくると辛いんです。

動くものをきっちりフレーミングするのに適したのは三脚よりも一脚です。
全身なら三脚でも問題ありませんが、アップの撮影になると
相手も微妙に動くので一脚の方がフレーミングしやすい。

軽くて場所をとらない一脚。
そこそこ丈夫なものをひとつ、カメラバッグに付けておくといいですよ。











12:12:00 | t-tok | |